ニューヨーク市長などを務めた世界有数の資産家、マイケル・ブルームバーグ (Michael Bloomberg)氏(73)が秋の米大統領選で無所属候補として立候補を検討していると、
複数の米メディアが2016年1月23日報じた。ブルームバーグ氏は過去にも大統領選への立候補が取りざたされながらも固辞してきたが、過激な発言を繰り返す
ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)が共和党の候補者争いでトップを走り、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)も伸び悩む中、考えを変えつつあるという。最初に報じたニューヨーク・タイムズによるとブルームバーグ氏は共和、民主の両党が極端な主張の候補者を選んだ場合の立候補を想定し、側近に計画の作成を指示。仮に共和党のドナルド・トランプ氏と支持率が急上昇している民主党のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員がそれぞれの党の大統領候補に指名されれば、勝ち目があると考えているという。3月上旬までに結論を出す予定という。
自らの名前を冠した通信社の創業者として個人資産が355億ドル(約4兆2千億円、 フォーブズ誌推定)に上るブルームバーグ氏は、立候補した場合、選挙に10億ドルを投じる用意があるという。ブルームバーグ氏は長年の民主 党員だったが、共和党候補として2001年にニューヨーク市長に初当選。その後無所属となり、俸給を辞退し月給1ドルで3期12年間務めた。公園の整備や再開発の促進のほか、飲食 店内の禁煙義務づけなどの政策で注目を集めたが、「独断的」などの批判も受けた。現在も両党と距離を置きながら、銃規制などの問題に取り組んでいる。参照記事 二足のキャリアわらじをはく男 マイケル・ブルームバーグ
トランプ氏の弱みは、政治経験が無いことで、ブルームバーグ氏(Michael Bloomberg 73)が高齢とはいえ、十分対抗馬になるだろう。彼は、世界的情報通信会社ブルームバーグを創設した大富豪で、選挙活動資金として私財から10億ドル(約1190億円)を投じる用意があると伝えられている。民主党員だったが、2001年の市長選に共和党から出馬して初当選。2期目の途中に離党して無所属となったが、3期12年間ニュヨーク市長を務めて2013年に退任した。政治家として彼は、違法な銃の全滅運動や、移民改革、社会インフラなど数多くの改革を続け、多くの慈善活動への支援をしてきたとされている。日本に関しては2015年9月、安倍首相をブルームバーグ本社に招いた際、日本は、米国およびブルームバーグにとって最も重要なパートナーであり市場の一つで、安倍首相のリーダーシップと展望に期待しているとの発言をしている。参照記事 参照記事
忘れてはならないのは、ブルームバーグ氏の両親はポーランドからのアシュケナジム系(東欧系ユダヤ人)ユダヤ人移民で、米国で政界に出るにはユダヤ人を見方にしなければならないが、彼には彼にはこの条件が備わっていることだ。一方のトランプ氏は、ドイツ系アメリカ人の父とルイス島生まれの移民であったスコットランド系アメリカ人の母をもつが、熱狂的イスラエル派で、ヒスパニック系アメリカ人に対しては遠慮なく毒舌を吐く。その理由は、愛娘のイヴァンカ・トランプが、有名ユダヤ人不動産一家のジャード・クシュナー(Jared Kushner ハーバード出身、25歳で「ニュー・ヨーク・オブザーバー(New York Observer)」誌を買収、メディア経営者となる)と結婚し、実の娘がユダヤ教に改宗し、トランプ氏にはユダヤの血を引く孫がいるからといわれる:写真右。トランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を強硬に提唱していることも、このことが関係していると思えば分かりやすい。
とにかく、どっちが選ばれても、アメリカのユダヤ社会は安泰のようだ。ちなみに、グーグルの創設者セルゲイ・ブリン(Sergey Miklailovoch
Brin)はロシア系ユダヤ人。フェイスブックの創設
者マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)もユダヤ人だ。米国の不動産、金融、メディア、IT、映画、音楽業界などはユダヤ人が握っている。もちろん、政界、官僚にも多く、過去に国務長官を務めたヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー(Henry Alfred Kissinger/1923年5月27日)はドイツ系ユダヤ人として有名で、長期の選挙戦を戦うため、過去の米国大統領やヒラリー・クリントン(ユダヤ人実業家で大富豪のハイム・サバン Haim Saban)、オバマ氏(ユダヤ人デイヴィッド・アクセルロッド 、David Axelrod



暴言暴走トランプ候補がダークホースから共和党候補本命に化けつつある中、ブルームバーグ氏は新たなダークホース出現になりそうな気配・・・・と私は思う。w