

スウェーデン移民庁(MV)は、週に1万人もの難民らを受け入れているため、関係施設などでは対応が追い付かなくなってきていると述べた。AFPの取材に応じたMVの報道官によれば、代わりの解決策はないものの、27日夕方、移民らのうち約15人と話し合いを進めたという。また、移民が移送先を拒否するケースはまれだという。
人口980万人のスウェーデンは、今年だけで最高19万人の難民申請があると予測しており、1人当たりの移民受け入れ率は欧州連合(EU)諸国の中で最も高い。そのうち4万人は保護者のいない子供だという。ヨーロッパの統計情報サイト「ユーロスタット」によると、スウェーデンは昨年以降、人口100万人あたり8365人と、人口比では最多の難民申請を受理し
ている。同様の統計では、ドイツの受け入れ数は100万人あたり2513人だった。今年の4~6月期では、スウェーデンはドイツ、フランス、イタリアに次
ぐ数の1万100人の難民申請を受け入れている。さらに来年2016年には、10万~17万人の難民申請者が押し寄せ、そのうち最大で3万3000人が保護者のいない子供だと予想され、今年末までに、2万5000人~4万5000人分の収容施設が不足すると見られている。難民対応に必要な予算も膨大なものになる。16年には約70億ドル、17年には約86億ドルの負担がスウェーデンにのしかかってくる。移民局次長のミカエル・リベンビクは、「収容施設に関して言えばすでに非常事態だ。毎日1500人が難民を申請しているが、移民局も毎日1000人分を遥かに超える収容施設を探さなければならない」「努力はするが、従来のような対応はできない」と話している。気温が氷点下30度まで下がることもあるスウェーデンの長く暗い冬は、温暖な国々から渡航してきた移民たちにとっては大きな試練となっている。
確かに外は寒いだろうが、住居は難民申請査定期間中の仮宿舎で、スウェーデンのことだから医者などは付けるだろう。連絡の不便などから、スウェーデン当局もこんな場所へは望まないはずで、誤解を承知で書けば、難民は我慢しなくてはならないと思うのだが、、。この国なら、妊婦や体力のない者へは配慮はあるだろう。スウェーデンの難民問題担当相は「今はなんとか屋根だけは提供できているが、今後も難民が増え続ければ、スウェーデンでは対応しきれなくなるのは明白だ」と、答えている。
2015年10月15日、スウェーデンのロベーンLöfven首相:右 率いる中道左派政権は、来年度の予算編成で増税を検討中で、実施されればスウェーデンの富裕層は世界最高水準の税率に直面することになる。最高限界税率は現在の57%から60%に引き上げ、KPMGによると世界最高水準になるという。最高税率が適用される基準も月収5万2500クローナ(6478ドル約78万円、単純計算で年収800万円程度以上で最高税率60%となる。日本は今年から4000万で最高税率45%程度と言われる。)超と、他国に比べて低い水準だ。20世紀のスウェーデンの高福祉モデルを支えたのは高い税金だったが、2006年からの中道右派政権は労働に対する報酬を増やし、給付金を減らす
改革を進め、税負担をフランスやフィンランド、ベルギーを下回る水準まで抑えた。しかし、投資家を引きつけた過去10年の
自由市場改革は後退し、1年前に発足した中道左派政権は税率を世界最高水準に引き上げようとしている。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2015年10月難民はテントで越冬 スウェーデン
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コメント
難民゜難民 大変ですね 台風より 悪いね―
田舎も゜寒くて炬燵 入れてます
