中国北部・陝西(Shaanxi)省旬陽(Xunyang)県で27日朝10時40分頃、その9分前に打ちあげられた人工衛星打ち上げロケット(長征四號丙:全長約46m、重量約249トン 3段ロケット 地球観測衛星「遥感(ピンイン)衛星二十七号:遙感二十七號衛星送上太空」を搭載)の破片が、ロケット打ち上げから間もなく民家を直撃した。地元警察当局などが明らかにした。
ニュースポータル新浪(Sina)はソーシャルメディアで、地元関係者の話として、27日朝、ごう音とともにロケットの部品が空から落下してきたと報じた。死傷者はなかったという。参照記事 参照記事
現場からの写真は、壁に亀裂が入り床にれんがの破片が散乱する中、男性が身長と同じくらいのロケットのノズルとみられる物体の脇に立っている様子を捉えていた。別の写真には、大きな穴が開いた赤い瓦ぶきの屋根が写っていた。
旬陽県の警察当局者はマイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」で、この破片がロケットの推進システムの一部であると述べ、住民にパニックを起こさないよう呼びかけた。
破片というには大きく、部品というには小さいが、危険なのが分かっていて地上に落とす無神経さにはあきれるばかり。写真下右は、2014年12月31日に、発射失敗で落下した長征3号甲の残骸と、左は2010年1月17日に落下した長征3号丙の破片。参照記事 参照記事
その頃と比べればまだいいのかもね・・