2015年08月25日  犯罪 欧州 EU
277211オランダ・(Amsterdam)発、仏パリ行きの国際高速列車「タリス(Thalys)」の車内で男が銃を発砲し、乗客に取り押さえられた事件で、捜査当局は23日、男はモロッコ国籍Moroccanのアユーブ・ハザーニ(Ayoub El Khazzani)容疑者(25):右 でシリアへの渡航歴があり、イスラム過激派として情報機関にも知られていた人物だと発表した。21日に車内で拳銃を発砲しカッターナイフで抵抗した。写真は右は、捕まった犯人。乗客の無差別殺人を企んだのか?参照記事

ハザーニ容疑者が乗客に取り押さえられた後、後ろ手に縛られ列車の床に倒された写真が掲載された。  ハザーニ容疑者を取り押さえ英雄と称賛されている3人の米国人は、休暇を利用して欧州旅行中だった20代前半の米兵2人と友人の大学生と判明した。最初に飛びかかった23歳の空軍兵士、スペンサー・ストーン(Spencer Stone)さん;写真上左 は、同容疑者にカッターで切りつけられ首と手を負傷した。 また、62歳の英国人男性もハザーニ容疑者の拘束に協力した。
mark-1_3416336b列車内のトイレでカラシニコフ(Kalashnikov)自動小銃を所持していたハザーニ容疑者を最初に発見したのはフランス人の大学教授男性Mark Moogalianさん51歳;写真右 で、不意を突かれた容疑者は拳銃で彼の首を撃って負傷させ、その後上半身裸で自動ライフルを手に列車内の乗客室へ向かった。参照記事

銃声に敏感に反応し、列車客席に入ってきた容疑者に最初に飛びかかったポルトガルの米空軍基地に勤務する米軍兵士スペンサー・ストーンさん;下左は、ポルトガルでグレイシー柔術(ブラジル柔術)の練習に励んでいた兵士で、銃声が響き、男が車両内に入ってきた直後にstone-668x334sahau犯人にとびかかり、首を締めながら拳銃をもぎ取り、容疑者を意識不明にしたが、その際に、カッターナイフで腕などを切られて負傷した。ほかの二人も容疑者を殴りつけ、容疑者は自動ライフルを使用できないまま抑え込まれた。米国人3人は幼馴染じみ。

容疑者はテロ攻撃を否定し、自分はホームレスで、ベルギーのブリュッセルの公園で拾ったルガー拳銃、カラシニコフ自動小銃や銃弾270発、ガソリンが入った容器、カッターナイフを隠し持って列車に乗り込み、列車の乗客に対し強盗をするつもりだったと話し、トルコやシリアへの旅行経験はないと否定している。しかし、列車には149ユーロ(約2万ayoub-el-khazzani_2229470ayoub-el-khazzani-320円)のファーストクラス切符を現金で購入して乗車していること、犯行前日に武器や携帯電話を公園で見つけたなど、不明な点が多い。写真下は駅構内から連行される容疑者と所持していた武器など。 英文記事 英文記事 参照記事

nappi11 at 06:28│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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