slide_420810_5381064_compressed2015年4月25日:国連の特使special envoyとして難民問題に関わる女優のアンジェリーナ・ジョリーAngelina Jolieさん(夫は米俳優ブラッド・ピットBrad Pitt)が4月24日、シリア問題における安全保障理事会UN security councilの対応を批判しました。特使、アンジェリーナ・ジョリーさん:「安保理は国際的な平和と安全を守る力を持っているにもかかわらず、使っていない。問題を解決しようとする政治的な意志が欠けている」ジョリーさんはこれまで、シリアから逃れた難民に話を聞くためにイラクやヨルダンなどを、紛争後の2011年から10回以上、訪問しています。国連の安保理では、アサド政権の責 任を巡って欧米とロシアの対立が続いていることから、ジョリーさんは国連が役割を果たしていないと批判した。内戦が続くシリアでは2011年以降、 22万人が殺害され、760万人が住む場所を奪われています。参照記事 英文記事

シリア問題で国連は特使を派遣しているが、それが失敗に終わるのは協議前から予想がついた。その前には、ロシアの外相がアサドと交渉をしたが、アサドはその翌日には猛攻撃を各地で展開し、ロシアの面子は潰された。 そのことは 過去ブログ:2012年4月戦況悪化のシリア アナン特使の失敗 海上衝突も2012年4月破られたアナン和平提案>監視団拒否 シリア 2月和平協議翌日からの猛攻撃 非常事態のシリア に記録している。
o-ANGELINA-JOLIE-570ジョリー特使は、15の理事国からの外相会議を提案しているが、残念なことに、カギを握るのは拒否権を持つ中露の出方次第だろう。特使は「シリア難民たちはここに来ることができない。だから、あなたたちが会いに行ってください」と述べ、各国がシリアの現状を視察することを提案し、また、地中海で起きている難民の死亡事件にも触れている。また、彼女は多くの慈善事業に多額の寄付をしていることでも有名で、女優、映画監督、母親、慈善活動家、そして国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使といういくつもの顔をもつをアンジェリーナ・ジョリーさん(39歳)は、2015年の国際世論調査機関「YouGov(ユーゴブ)」の投票で「世界で最も尊敬される女性」に選ばれている。2014年末に全米公開された、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜となった人物の半生を描いた映画『Unbroken』の監督でもあるが、願わくば、太平洋戦争史についてはもう少し研究してもらいたい。 過去ブログ:2013年4月ハリウッド女優がパキスタン少女の基金を支援  参照記事 参照記事
1091f2a1-s過去に、シリアに対する軍事制裁を唱えた人物がいる。やはり女性で、ヒラリー・クリントン氏だ。過去ブログ:2012年8月副大統領も政権離脱か?クリントンの訴え シリア そして、レオン・パネッタLeon Panetta前米国防長官は2014年10月7日発売の回想録の中で、オバマ大統領の人物像について、「理論武装のしすぎで、指導者としての情熱を欠いている」などと厳しく指摘している。過去ブログ:米国、限定的地上部隊の投入策を議会提出 イラク シリア

nappi11 at 02:43│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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