

圧倒的な戦力を持ちながら、イラク合同軍の治安、防衛能力の無さがまた露呈した。過去にも筆者は、世界で最も情けない軍隊とイラク軍をこき下ろしたが、一向に能力は向上していないようだ。イラク軍の施設防衛部隊名は「黄金旅団」だが、兵士は鉛の兵隊だったのか、、。下は旅団の兵士だが、色を塗って変装した顔は「鉛の兵士」に見えてしまう。参照記事

原因は寄せ集めの素人の集まりで、優秀な指揮官も育っていない事や、ティクリートでも問題になったが、シーア派民兵、義勇兵は略奪や敵兵への虐待に浮かれ、とてもプロ意識のある戦闘集団とは言えない実態にあるように思う。少し前に、イラク中央政府が、米軍、有志国軍が希望通りの空爆をしないとして非難する発言をしていたが、空軍力のない敵に防衛地域を奪われるなどは地上軍の失態だろう。おそらく施設へ攻撃を受け、炎上の危険を感じて敗退したと思われるが、素人目にも組織力や作戦力の乏しさが目につく。イラク軍はメディアから幾度も、士気が低いと揶揄されている。ティクリートの制圧後、イラク合同軍はアンバル県のラマディRamadiへ兵員を再配置したが、約1週間後の今も、新たな戦果の報告はない。ラマディ市内と周辺の3つの村から、約9万人が戦火を避けてバグダッド方面に避難したと報じられている。参照記事 参照記事 過去ブログ:2015年4月爆破テロ相次ぐ首都バグダッド、ラマディ陥落か?イラク 3月敗退するISと2015年3月の戦況図 イラク モースル市長が脱出?を図るが空爆で死亡 イラク

モースルにはまだ市民約70万人が居住しているとされる。市内には、アサド政権時代に軍人や警官で、その後イラク新政権から解雇された者が多く在住しているとされるが、最近ISは彼ら300人を処刑したとクルド側が報じている。参照記事 恐らく長くモースルに潜伏していたと思われる、サダム・フセイン・バース党政権Saddam Hussein’s Baathist regime下で

イラク軍は4月19日キルクークKirkuk南部で、サダム政権時代の国家情報部司令官former General in the National Intelligence Service under the regime of Saddam Hussein.だったKhaled Faisalと息子のHamzaを殺害したと報じている。彼はal-Bashir area 地区司令官だった。参照記事