2014年12月22日、人権監視団は、2014年9月23日以来の空爆で、少なくても1171人が犠牲になり、そのうち1119人がイスラム反政府組織の兵員だと公表し、si52人が民間人とされる。1119人には、アルカイダ系とされ、シリア政府軍と戦闘中のヌスラ戦線 al-Nusra Frontなどの穏健派イスラム祖組織兵員が含まれる。参照記事

空爆などによるISの人的被害は甚大で、シリアのラッカRaqqaでは、約100名のISの外国人戦闘員が組織からの離脱を図ったとして、ISに処刑されたとの報道もある。IS内部で離脱者の出ていることは以前にも報じられたが、これほどの内部の大量処刑は例がない。外国からの兵員は、戦闘の過酷さや、あまりの戦死者の多さから、戦闘に嫌気がさしたとも、ISの厳格な規律から現実に失望したとも言われている。ISは内部の取り締まりや警戒から、憲兵のような組織を設けたといわれる。写真は2014年6月ラッカ県でパレードするIS 参照記事 英文記事 女子学生が極秘に撮ったラッカ市内の映像 過去ブログ:2014年12月ISがスンニ派兵士13人を処刑 イラク
また12月22日032e99d2の記事では、IS側の報道で、トルコ国籍のアゼルバイジャン人ら4人のIS兵士が、イスラム国のリーダーAbu Bakr al-Baghdadiが、異端者から金を巻き上げているなどとして造反を計画し、身柄を拘束されたと報じている。地図の赤い場所は、最近の注目地点。イラクでは、モースルMosul攻撃に向け、クルド側が果敢に周辺を制圧していると同時に、ISが占拠した村を奪還し、そのうちの、フセイン時代に作られたクルド人居住区域内のアラブ人の村を破壊しているとの記事も目にする。(一般にイラク人はアラブ系といわれる) 過去ブログ:2014年12月モースル解放に向け作戦が進行 イラク

90282Image1現在イラクでは、居住地を追われた150万人の難民がクルド人地域のDohuk, Sulaimani 、Erbilなど3か所に避難しているが、イラク政府は2014年12月23日、各家族に100万イラク・ディナール1 million Iraqi dinars (about $800:約10万円)の支度金と毛布や暖房器具を配布すると公表し、同時に国際支援も求めている。参照記事
Abu Bakr al-Baghdadi
Abu Bakr al-Baghdadi


nappi11 at 00:13│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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