
「わしらは反日感情の高まりによって日本車を買うのを止めたんだ。それで全部品を国産化した「サギター」の売り上げは大きく伸びて、国産車の欠陥が天下にさらされることになったんだ。」と怒りをぶちまけたのは一汽フォルクスワーゲンの車「サギター」(世界ブランド名はジェッタ)を購入した中国人たち。欠陥を見逃したのは政府の不作為だとして国家品質監督検査検疫総局を告訴したということだが、問題の火種となったのは今年8月、中国で「うちのサギターの後部車軸に亀裂が入っているんだけど?」とのクレームだった。

この処理はなぜかリコールになり、同国国営の第一汽車集団(FAWグループ)とともに、サギター56万3605台と、輸入したビートル1万7485台をリコールした。いずれも11年5月から14年5月に生産されたものだ。検査と破損した車軸に鉄板を巻く修理がされたそうだが、騒ぎは収まらず、オーナーたちは自らの権利?を守るために実力行使にでる。全国60以上の都市でデモを展開したり、ネットに書き込みしたり……ついには政府の不作為だとして国家品質監督検査検疫総局を告訴するまでにいたり、中国メディアの注目を集めている。
中国では、車に問題があってもリコールしないなどのごまかしは当たり前と言われており、更に大声で騒げば「民草に優しい独裁政権」が売りの中国共産党はこの手の騒ぎで消費者の肩入れをする傾向が強く、カーオーナーがごねるほどに、騒ぐほどに企業から何らかの譲歩を引き出せる勝算があると考えられている。そのためには「反日感情」まで引っ張り出し、中国車の愛用者を救済しろという主張らしいが、もとはと言えば、いい加減な修理が原因である。ブランド使用を許したドイツワーゲンは、少しは後悔しているのでは?参照記事 参照記事
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コメント
1. Posted by POPPO 2014年11月29日 18:59
こりゃー・・・・リコール&カネくれ「サギダー」アル!w