39ab73d8-sイラク軍は、ISがほとんどを制圧するアンバル県Anbar provincialの中で、政府軍が首都ラマーディRamadi(2004年の人口約48万人、スンニ派が多い.飛行場Ramadi Airportや軍事基地がある)でISの猛烈な攻撃を受け、2014年11月21日より激しい戦闘状態に入り、IS兵士8人、イラク兵士20人の犠牲を出し、戦闘は22日も市内で継続中と報告された。政府軍は現在、空爆支援を要請している。MAP
ISの突然の攻撃は組織的で、市の4方から同時に砲撃を交えて発生し、ISに包囲された市内では、ISに占拠された市内のモスクから「“Takbir” (God is great)」の声が拡声器で響き渡っていると報告されている。首都バグダッドまでは90~130キロの地点で、戦略上双方に重要な地点で、ISのラマーディ完全制圧の攻勢に対し、政府軍シーア派民兵が優勢と報じられているが、詳細は不明。22日の記事では、ISが市をほぼ掌握したとも言われる。ISは、地元の部族民兵に、ISに抵抗するふりをしてイラク政府から武器を得るように強制しているとも言われ、このことが政府系民兵の怒りを買っているようだ。ISが、従わない部族民兵を殺害しているとの報道もあり、また、政府系シーア派民兵が、スンニ派部族民兵を殺戮しているとも言われる。11月2日の報道では、イラク軍はHit(Heet)から敗退している。 参照記事 過去ブログ:2014年11月IS イラク北部の地上補給ルート失うか イラク 激化する米軍空爆と支援強化でIS脱走兵が増加 イラク

2014112118154168734_20campイラク軍は2014年1月以来、アンバル県を中心に、シリア、サウジアラビア、ヨルダン国境周辺、及び首都バグダッド周辺の地域で治安を維持できない状態が続いているが、最近これらの地域で、シーア派民兵、政府支持のスンニ派部族とISとの戦闘が多発している。写真はISの装甲車両 下右の地図は、最近公開されたイスラム組織の軍事キャンプの位置で、赤がIS、黒がヌスラ戦線、青がその他のイスラム組織とされている。すでに未使用の基地もあり、イラク最南部のキャンプはファルージャFallūja近郊とされ、2014年10月23日に空爆されたと記録されている。Terrorists training camps in Iraq and Syria軍事キャンプ地図  参照記事 参照記事



nappi11 at 00:25│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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