保護に当たっている中津市のNPO法人「水辺に遊ぶ会」によると、掘削されたのは中津干潟の中でも生息密度の高い舞手川河口付近だった。定期的な
干潟調査のため、会の足利由紀子理事長が2014年10月18日昼ごろに現地を訪れたところ、パワーショベル2台で砂浜に打ち上げられた草やペットボトルなどを泥とと
もにすくって除去していた。掘削範囲は3平方メートルほどで、深さ20〜30センチとみられる。中津土木事務所の菖蒲明久所長は「ノリ業者から種付けをするので、早く撤去してほしいとの要望があり、17日から作業を始めた。希少動物への配慮が足りなかった」と釈明している。 中津干潟は日本最大級のカブトガニの生息地とされる。会が舞手川河口を今年夏に調査したところ、80メートル四方に250匹が
確認されている。
こんな無能な管理職が上司だから、土木関係は土建屋と馬鹿にされる。地域の状況の変化なども無視して、「法律上は~」[きまりで~」という言い方を、筆者は最近土木事務所で聞いたばかりで、「そんな行政では地域は良くならない」と言い返した。それは道路標識に関してだったが、一般に行政の動植物や自然に対しての無神経ぶり、管轄地域への無知、不勉強は実に情けない。これを釈明で済ませるのか?「法律が~」などと言う前に、法律自体が旧態依然で、自然や生き物にたいする愛護精神に欠けたものであると知るべきだ。そこに無知や怠慢、不勉強が重なればこういうことが起きる。 参照記事