2014年10月23日 中国チベット台湾韓国北朝鮮周辺

学生団体の代表・周永康氏はフェイスブックで、「(梁振英の)この貧困者資格論は、いまの長官選挙制度が党・官・商結託の産物であり、民主主義ではないことを赤裸々に認めた」と非難した。「半数の市民は選挙権がないということになる。低所得者差別以外のなにものでもない」などの声も浮上した。
これまでの行政長官選挙では、経済・産業界、社会団体、議会議員などの代表1200人からなる親中派中心の選挙委員会が長官を選んできたため、民主派の 長官は一度も誕生しなかった。それに反発する市民や民主派は長年、「一般有権者が一定の条件を満たす立候補者を指名、長官を選ぶ」という「真の普通選挙」 の実施を求め続けてきた。
一党独裁体制で一国2制度や民主主義を求めること自体が無理な注文で、本気でそれを求めれば共産党支配という現体制への非難に直結する。それが分かっていての香港だけの民主化要求は、中央と地方のエゴの衝突でしかない。「まずは選挙制度の改革」というステップを踏むという戦術だとしても、その為には、最初から中国の体制変革が必要なことが改めて浮上してきた。そのことを避けての対話要求など茶番に過ぎず、彼ら学生が本気だとも思えないというのが個人的な感想だ。筆者が彼らの行動を刹那的と非難する所以(ゆえん)でもある。
漫画はよくできていて、理解を示す長官が登場したと思えば、彼は戦車の上で、その砲身が市民に向けられ、あわてて市民が逃げようとしている。学生はもっと、中国の多くの地域で、どれほど弾圧的な、人命や人権無視の政治がおこなわれているか、自国のことをもっとよく知るべきだろう。それらが改められる方向に中国が動いたとして初めて、平和的な話し合いが可能だろうが、近い将来にそれが起きそうな気配は微塵も無い所か、全てで経済優先の状況下、情報統制や民主化への弾圧、軍備強化はより強まっている。過去ブログ:2014年10月香港行政トップに汚職疑惑
それが、いけない事とは思いませんけどね?
刹那的は確かだと思います。
香港の金持ちは基本、欧米への逃げ道を確保してから、香港に在留していますから。
ただ、中国は本気で、香港の中共化を進め、その後は台湾、そして日本の沖縄を狙ってきますよ。
少しでも、香港の学生には頑張ってもらって、先進国の厳しい目を中国政府に身に染みて貰わないと。と思います。
中国のエゴは、対岸の火事では終わりませんから。