
2021年に就航する見通しで、100人乗り未満のジェット機をすべてMRJに替える。
MRJは70~90人乗りの小型機で燃費がよく、騒音が小さいのが売り。MRJの導入で運航コストが下がれば、経営破綻(はたん)をきっかけに撤退 した地方路線の一部を再開できる可能性もある。
発注額は32機合計で定価だと約1500億円。地方路線を運航する子会社ジェイエアが持つカナダ・ボンバルディア製とブラジル・エンブラエル製の小 型ジェット機計24機をすべてMRJにし、プロペラ機の一部も置き換える。MRJは米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)の支援も受けて製造され、2017年に航空会社への引き渡しが始まる予定だ。

2014年10月19日:日本でほぼ40年ぶりに製造される初の国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(Mitsubishi Regional Jet、MRJ)」が18日、三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)の小牧南工場(愛知県豊山町)で公開された。航続距離は最大でおよそ3400キロメートルと、現在、国際線で運航されている主要な旅客機と比べて4分の1程度だが、新興国を中心に需要が高まっている 近距離の地域を結ぶ路線での利用が想定されている。燃費性能の高さを売りにしていて、炭素繊維の複合材を使って機体の軽量化を図ったほか、新型のエンジン を採用したことで、競合する海外メーカーの機体に比べて、およそ20%燃費が向上した。今回、MRJが誕生した、三菱重工名古屋航空機製作所は、あの堀越二郎氏が設計した“ゼロ戦”が誕生した場所でもある。参照記事 YOUTUBE映像