過去ブログ:2014年3月低空飛行の370便をインド洋モルジブ島の住民が目撃? からの継続記事

article-2584977-1C74FD7B00000578-689_634x4402014年3月21日:3月20日は、インド洋南部の天候が悪く捜索活動ができなかったが、21日再開された。
モルジブの目撃は、島の軍により目撃は本当ではないと否定されたが、370便:Flight 370(MH370)が南下した可能性と、オーストラリア南西洋上での漂流物の確認が急がれている。
捜索の中で、インド領海内への中国艦船の侵入を中国がインドに打診したが、丁重に、その海域の捜索は完了していると断られたと報道されている。中国と政治的に対立しているインドなら了解するはずもなく、当然だろう。

370便は計画的に飛行されたとしながらも、自殺説は7時間の長時間の飛行の説明にならないとして、識者は否定的な見解を述べている。仮説として、機体の破損などで致命的な酸素不足などの問題が起き、乗員が意識不明のまま自動操縦で南下し、燃料切れになったという操縦経験者もいるが、根拠は不明。個人的には、離陸後一度、限界近くまで高度を上げたことが気になっている。水没すれば、自動的に30日間信号を発するブラックボックスは、深海に沈めば見つからないこともあると言われている。逆にいえば、優先的に海の深いところを探す必要があるのでは?このことで、個人的には、陸上や沿岸地域への落下はないだろうと思っている。 参照記事 参照記事

21日、オーストラリア の首相代理Australian Deputy Prime Minister Warren Truss氏 は、3月16日に確認された洋上の物体は沈んだ可能性があると発言。捜索は続行している。 参照記事

2014年3月22日:21日、米国防総省のキルビ公式報道官が明らかにしたところによると、ヘイゲル国防長官とマレーシアのフセイン国防相との電話会談のなかで、ヘイゲル長官はフセイン外相に対し、航空機の捜索に海中探査機器を使用する場合の適合性について検討し、近日中にも回答すると答えた。キルビ報道官は派遣要請が潜水艦か水中探査機器であるかについては明言していない。 参照記事 参照記事

B4A18742-1F68-4BF7-A817-56AF502D4114_w640_r1_s_cx8_cy27_cw862014年3月23日
:3月16日に衛星の写真で確認された洋上の漂流物2点は発見されていないが、3月18日に、先の確認地点から120キロ離れた場所で、中国の観測衛星Gaofen-1 ( 高分一号)の写真:右 から漂流物を確認したと報告され、艦船が向かっている。物体は複数でで、写真の物は22mx13mxと報じられた。22 meters long (74ft) and 13 meters (43ft) wide。
ノルウェーの会社が、過去の大西洋に墜落したフランス機捜索の実績から、要請があれば捜索に参加すると表明した。この会社は小型潜水艇を所有しており、リモコン操作で6000mの深海探査が可能とされている。難航する捜索の原因の一つとして、各国のレーダーなどの軍事データの共有、提供に際し、中国との領土問題、中国海軍の増強などが障害になった可能性がある言われている。 参照記事 参照記事

民間の捜索機が、衛星で確認されたと思われる漂流物を空から確認し、木製のパレット(台) wooden palletのようなものと、他は明確には不明だが、いろんな色で長さの違うベルトのようなものだったと報告され、ブイが投下された。確認に向かった別なニュージーランド軍の飛行機Orion P3 plane は、漂流する海藻しか発見できなかった。パレットは、貨物船で多用されるが、飛行機で使用することもあるとされている。付近は船の運航航路からも、漂流物が集まる場所からも離れていると説明されている。参照記事 参照記事

同じ地点で、フランスの衛星が漂流物を確認したとの報告が、フランスからマレーシア政府に届いたと確認された。詳細は不明だが、イメージ資料は直ちに捜索各国に転送された。捜索付近の海上は、世界でも最も不安定な海面状況と言われる。 French satellites also spot debris in South Indian ocean 参照記事 この事件で、商業飛行便が故意に進路変更し、さらにその航跡をレーダーで追跡できなかったことに、世界中の航空関係者が大きなショックを受けていると言われる。

o0520051212885930929.gif2014年3月24日:各国が漂流物の確認を急いでいる中、捜索に参加している中国軍機が白色の四角形の漂流物2個などが散在しているのを発見したと24日報じた。捜索活動には日本も合流。海上自衛隊のP3C哨戒機2機はこの日午後、捜索に出る予定だ。中国機は高度1万メートルからの確認で、中国の砕氷船を含む艦船が現場に急行している。 参照記事

オーストラリアの救助隊は24日、記者会見でオーストラリアの空軍機ロッキードP3「オライオン」が、灰色あるいは緑色の円形の物体と、オレンジ色の長方 形の物体を発見したと発表した。これら2つの物体は、以前発見された物体とは異なるという。なお、今回発見された物体も、これより先に中国の捜索隊が発見 した物体とほぼ同じ場所で見つかったという。参照記事

captain-zaharie-ahmad-shah-wife-faizah-khan-and-children英国紙は、FBIが行方不明機のキャプテンの妻、Faizah Khanを、ハイジャックの可能性解明のためなどで聴聞する予定だと報じている。妻は3人の子供の母親で、親族の話では、夫婦は同居はしているが疎遠な状態のようで、キャプテンの Zaharie Ahmad Shahには、反政府組織のリーダーの熱狂的支持者だったとか、注目すべき点が多いとしている。
また、3月8日、不明機の離陸直前に、キャプテンの携帯に偽の身分で購入した携帯から連絡を取った女性のいるとこが判明しており、関心が集まっている。写真は家族の写真。参照記事

article-2587209-1C88A58A00000578-348_634x437article-malaysia3-03242014年3月25日(日本時間25日深夜0時過ぎ):マレーシア航空Malaysia Airlinesは、あらゆる状況やデータから判断して、370便MH370はオーストラリア方面で消息を絶ち、生存者はいないと正式に声明を出し,搭乗者の家族に電子メールを送り、一途にわずかな可能性に賭けていた遺族らは泣き崩れたと報じられた。これに続き、マレーシアのナジブ首相Najib Razak;左 が、英国の衛星データの分析から、370便はインド洋南部の洋上に墜落したと声明を出し、詳細は後に公開するとした。その後、中国の外相代理が駐中マレーシア大使に、墜落大破したとの通告についての詳細な証拠の提出を求めていると報道された。犠牲者のご冥福をお祈りします。

images場所は、現在重点的に捜索している付近で、行方不明からすでに17日が経過しているが、捜索は続行される。ブラックボックスの信号発信は30日が限度とされていて、米国国防総省ペンタゴンがすでに、ブラックボックスの位置確認装置、機体発見に有効な海中探査機Bluefin-21 autonomous underwater vehicle :写真は参考図 をオーストラリアのパースに向けて空輸中。 参照記事 参照記事 参照記事

英紙デイリー・テレグラフは調査団に近い「信頼できる情報源」から得た情報として、不明機は当時故障や火災などによる異常は一切なく、墜落は同機をハイジャックした犯人が自殺をはかったからだという見方が強まっていると伝えた。報道によると、不明機は「人為的で理性的な操作」で急に針路を変更し、約7時間静かに飛んだ後、海に墜落したという。また、370便が性能上限の、高度43000フィート13000m以上を約23分飛行したことで、機内が減圧され酸素不足となった可能性があり、酸素の供給が12分程度で限度とされているので、乗客は意識不明に陥った可能性があると推測している。参照記事 参照記事 参照記事

no title新華社電によると、フランスの衛星がマレーシア機の残骸の可能性がある物体を撮影したオーストラリア沖の海域で、中国船が体長15メートルほどのクジラの 死骸を発見した。中国当局が24日、明らかにした。 フランスは23日、マレーシア側にオーストラリア・パース沖約2300キロのインド洋で撮影した画像 を提供していた。現在6隻の中国船が現場海域で捜索に当たっている。付近は霧が出たり波が高く、捜索は難航している。 参照記事  捜索海域の動画
このブログの370便に関する最初の記事:追記;239人乗りマレーシア航空旅客機 捜索インド洋に拡大

_73819705_malaysian_airliner_search_624_240314_v5_73818664_plane2014年3月26日:マレーシア政府は、3月23日に撮られたフランスの衛星写真から、南インド洋で370便のものと思われる122個の漂流物を確認したと公表した。場所は、オーストラリアから南西へ2500キロの洋上。写真では、雲の切れ間に漂流物が写っている。そのいくつかは光っており、硬いものであることを示し、オーストラリアは、写真の漂流物はまだ未発見としているが、付近ではいくつかの物体がすでに飛行機から確認されていた。参照記事  参照記事

米国の法律事務所Chicago-based Ribbeck Lawが、乗員乗客の代理で、ボーング社、マレーシア航空を告訴を申請する用意をしていると報じられた。現在現場は悪天候で、漂流物の捜索は難航している。 参照記事

image002WA_73843809_738428302014年3月27日:タイのGeo-Informatics and Space Technology Development Agencyは27日、オーストラリアのパースから2700キロのインド洋洋上に、約300個の漂流物を衛星で確認したと報じた。先のフランスの衛星の確認場所から約200キロ離れた場所で、2mから15mほどの物が並んで散在しているとしている。右は西オーストラリア海流West Australian Current、実際は季節によってもっと複雑だろう。 左はタイからの衛星写真上の漂流物 参照記事 参照記事

_73881718_malaysian_airliner_search_624_280314_v42014年3月28日:マレーシアの国際調査団によるレーダー解析により、新たな捜索海域が浮上した。今までの捜索海域から北東に1100キロの海域で、新たなデータ分析から、行方不明機は以前の解析より速い速度で南下し、結果的に燃料消費を早めたと判断された。左の茶色部分が新たな捜索海域で、黒い線が侵入ルートと推測された。新たな捜索海域は、今までの海域よりは比較的天候がよいとされている。同機が墜落まで一定のスピードを保って飛行していたとの解析結果も提示された。参照記事 参照記事
_73882230_nzspotted-objectmar282014その後オーストラリアの捜索機が、パースから1850キロの新捜索区域で洋上の漂流物を確認したと報告した。船での確認は29日になる見込み。写真右は新捜索海域で、ニュージーランド空軍機A Royal New Zealand Air Force Orionが確認した白っぽい漂流物の写真。地図の、赤と黒丸がこれまでの漂流物確認地点 参照記事 連絡を受け、中国の巡視船・海巡01号が漂流物が発見された海域に急行した。

2014年3月29日:オーストラリア、中国の艦船Chinese patrol ship Haixun 01 and Australia's HMASは、新捜索海域での漂流物回収に失敗した。しかし中国機は空から、3個のオレンジ色、赤と白の物体を確認している。参照記事

2014年3月30日:現在回収された漂流物から370便と関係するものは見つかっていない。現在現場には、ブラックボックスの探索装置を積んだオーストラリア艦船が新捜索海域に向かっている。到着は数日後。
2014年3月31日;オーストラリアは、海上で確認されたオレンジ色をした漂流物などは漁船のもので、行方不明機とは無関係だと公表した。参照記事
2014年4月2日:王立マレーシア警察の捜査長官IGPのタン・スリ・ハリド・アブ・バカー(Tan Sri Khalid Abu Bakar)長官は2日、行方不明となっているマレーシア航空MH370便について、「有力な手がかりをつかんだが、その内容については、まだ公表できな い」と話した。京華時報が伝えた。同長官は、「捜査当局の調査により、乗客が事件に関与したという可能性は排除された。だが、乗組員については、まだ調査が継続している。有力な手がかりを新たにつかんだが、その内容については、まだ公表することはできない」と語った。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)の2日付報道によると、マレーシア警察はすでに、MH370便について「刑事事件」として捜査することを決定した。機長の自宅から押収されたフライト・シミュレーターの調査については、まだ最終的な結論は出ていない。参照記事  この後の経過:2014年4月6日370便捜索海域でフライトレコーダーの信号を受信か?

nappi11 at 01:00│Comments(6) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by kakasi   2014年03月21日 19:14
2300キロ相当なきょりてすよねー
破片機体と違うといいです何処か不時着の望み持ちたい
300者命がブラクホール未知の世界有ったり
マーー何にしても凡人理解難しいですねー
2. Posted by よりばば   2014年03月22日 08:18
 垂直に海に墜落したら、機体が破壊されずに海中に没するのでしょうか?
高飛び込みの競技を思い起こすと、きれいに垂直に飛び込むと、波も少なく
抵抗が小さいので破壊力も小さいと思います。
 それとも 大韓航空機爆破事件で機体の発見が困難だったように、爆発で空中分解した場合発見しにくいのでしょうか。
3. Posted by airman   2014年03月25日 00:06
マレーシア政府は不明機がインド洋南部に飛び去ったことを早い時点で知っていたのではないでしょうか?通常民間機が異常な状態になれば空軍はスクランブルをかけるはずですが、スクランブルをかけたとの情報は全く出てきていませんね。
不明機が通過したインド、タイ、マレーシア、インドネシアと各国の防空レーダーが有りながら、いずれの国もスクランブルを掛けないとは信じがたい状態です。それらを追求するマスコミの報道さえ無いのも不可思議です。
またインド洋南部へ不明機が飛び去った状況からも、報道されているレーダーを避けるような飛び方をしたとは思えません。
4. Posted by kakasi   2014年03月25日 15:03
何処でも不時着 むりでたねー皆知らないで死んだですかねー
5. Posted by airman   2014年03月27日 00:35
ココス(キーリング)諸島のオーストラリア空軍は不明機が通過した航跡に一番近いけど、何か情報は持っていないのだろうか?
離陸から7時間半以上も飛行しての墜落とは・・・。
オートパイロットの巡航速度が350knotとすれば、おおよその墜落地点が割り出せるだろうに。日本の4倍の広さを探す必要もないのでは?
6. Posted by airman   2014年04月08日 21:11
オーストラリア空軍の合同捜索センターはブラックボックスのおおむねの位置を特定したようですね。

しかし中国やそのシンパに引きずられたマスコミ報道は600キロも離れた位置で信号探知と大騒ぎする様は相変わらず呆れるばかり・・・。

不明機の初動捜索が遅れたのも、中国シンパらの大騒ぎに乗せられ、着目するべき点をマスコミも見逃しているのでは。

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