
すでに過去ブログ:2014年2月24日ウクライナの変化とEUへのロシア産天然ガス ウクライナの混乱、一部で独立の動き その背景にあるものの一部にも書いたが、すでに崩壊したヤヌコビッチYanukovich政権はウクライナの首都キエフのデモ鎮圧に、地方の特殊警察ベルクトBerkutも首都に投入し、力づくのデモ鎮圧にあたった。平時でも特殊警察ベルクトは暴力的で、国民の評判は悪く、その一部は秘密警察的な存在でもあったようだ。国内に約5000名いるエリート特殊部隊ともいわれるベルクトは2月26日、暫定政権命で解散させられている。参照記事野党勢力が強い、ウクライナ西部のルヴフLvov州の州都リヴィウ(英語表記はLviv)出身のベルクトの部隊がキエフの任務から戻り、リヴィウ市民の前に膝まづき、市民デモ鎮圧に参加したことへの謝罪と許しを乞う様子が報道された。
そうでもしなければ、無職になった彼らは、今後地元で生活もできないからだろう。しかし、自分たちはデモ隊を殴ったり実弾で撃ったりはしていないと弁解もしている。確かにゴム弾も使用されているが、映像には狙撃されて倒れるデモ隊が記録されており、ベルクトの一部
による実弾での狙撃の事実は隠しようもない。Liveleak映像:他の狙撃を確認する映像 :13分7秒 一方で、ロシア系住民=ヤヌコビッチ支持派の多い南部オデッサやクリミヤ半島やOdessa and Crimeaに戻った隊員は市民から歓迎を受けていると報じられ、国内が民族対立で分裂する可能性も秘めているが、米国は2月23日、ロシアに向けて、ロシア部隊の派遣は「深刻な誤り」になると警告の牽制球を投げている。混乱を放置すれば国民の亀裂が深まると読んだか、米国は25日、混乱が続くウクライナで民主的新体制を早期に発足させ、債務問題解決のため、現地での調停に乗り出した。今後、どこでプーチンが出てくるのか、裏では米露がシナリオ作りに賢明だろう。振り返れば、ウクライナ野党が、プーチンが身動きできないオリンピック期間中にデモを動員したのは作戦だったのか、偶然だったのか?

