2013年09月28日  犯罪 メキシコ 中南米
2013年9月26日:最近米国麻薬取締局U.S. Drug Enforcement Agency (DEA)が5トン近いマリファナや30キロのコカインを米国内で押収し、その調査の中で、メキシコの麻薬カルテルが、メキシコにいるキリスト教のメノナイト派 Mennoniteを通じてカナダのアルバータ州Albertaの都市カルガリーCalgaryなどへ麻薬密輸を行っている疑惑が浮上した。カナダへ送る理由は、単純に取引価格が米国よりも高いからで、このことは以前から指摘されている。過去ブログ:2012年3月欲を出したカナダギャングの末路 

220px-Mennonite_and_carriage_publメノナイト派は昔ながらの集団生活を今でも維持していることで有名で、分派した宗派にはアーミッシュがある。広く北米、メキシコ、アフリカ、欧州に分布し、農耕などで生計を立てているといわれ、彼らは質素で、行き過ぎた物質文化を否定し、いまだに馬車を使うことで知られている。参照記事
彼らと麻薬は一見突飛な結びつきに見えるが、個人的な推測では、彼らが慈善活動などで運営する「麻薬更ph_aug_mennonites生施設drug rehab」などが中継地として悪用されたのではと想像する。リハビリ施設のカルテルの悪用は以前からもあったことだ。そこでは治療過程で、患者に少量の麻薬を支給することもあり、過去には、麻薬組織が隠れ蓑に施設を使ったことも発覚している。施設が宗教団体の支援で、麻薬患者により運営されている場合もあるので、その可能性は高い。 過去ブログ:2010年10月ティファナ近郊更正施設集団殺戮 メキシコ 資料記事 過去ブログ:2011年9月現代社会を否定するアーミッシュ、道交法違反で逮捕 米国

相変わらず麻薬抗争による殺人が多発しているメキシコだが、セタスやガルフ・カルテルの勢いがなくなったせいか、ほとんど消滅したと思われていた「フアレス・カルテルJuarez cartel」に復活の兆しがある。メキシコ北部、米国テキサス州沿いのフアレス市Ciudad Juarez近郊で2013年9月22日、パーティー中だった女性や子供を含む10人が、2台の車に分乗した男達にAK-47を乱射され殺害された事件で、襲撃の動機は不明だが、目撃者は武装集団が麻薬組織フアレスJla-fg-wn-mexico-baseball-party-20130923-001uarez cartelを名乗り、「この地の支配権を取り戻す」と叫んだのを聞いたという。写真右は現場検証の様子 参照記事
このことは、シナロアとフアレスの抗争が再発することを意味しているが、過去2010年に似たような事件があり、15人が殺害された。このときは、サッカーで集まったパーティの集団を、麻薬組織と間違った対抗組織の襲撃だった。参照記事 過去ブログ:2009年9月暗黒のメキシコ また虐殺が

Mexico_ciudad_juarez-1-ここはかつて、メキシコでも有数の麻薬抗争地区で、セタスと組んだフアレス・カルテルはシナロア・カルテル、ガルフ・カルテルとも抗争し、フアレス市は殺人事件の多さで有名だったが、シナロア・カルテルが進出し地域を支配した最近は、皮肉にも殺人事件は沈静化していた。そのシナロア・カルテル;SinaloaCartelへ、最近ガルフの武闘派グループがシナロアと対立しているとの流れがあると言われている。過去ブログ:2012年6月フアレス市の殺人減少 メキシコ 2011年8月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2010 後期~Drug Cartel in MEXICO 最近の勢力図:メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2013年4月~ メキシコ 

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