

アサド政権側が内戦で優位な立場を築いており、アサド大統領が化学兵器に頼る必要はないという意見も出ているが、毒ガス使用の数日前には大統領官邸付近にミサイルが撃ち込まれ、またその頃、ヨルダンからの特殊部隊もダマスカスを目指して行動を開始しており、入手できる情報からだけでも軍部が焦りを感じ、ダマスカス東部の制圧を急いだとしても不思議ではない状態と想像できる。現実に、毒ガス使用後も一帯への空爆を執拗に繰り返した。過去ブログ:2013年8月シリアがやっと国連の化学兵器被害調査にOKを出す シリアが今化学兵器使用の訳は? 死傷者が激増するシリア アサドを狙ったロケット攻撃も?
2013年8月29日:米国は限定的との制限付きで、シリアに対する独自の攻撃を決定した。このことで、国連で中露が拒否権を行使しても米国が攻撃を開始する見通し。イスラエルは国民にガスマスクを配布し、予備役を召集し最大級の警戒態勢に入った。シリア政府が日本時間29日、反政府側がダマスカス郊外3か所でシリア軍に向け化学兵器を使ったと主張し、国連への調査を要請したと報道された。日付は22、24、25日で、場所はダマスカス東部 Jobarとし、英米仏も加担していると主張しているが、すでに誰もシリアの言い分に耳を傾けない。懲罰的攻撃のため、地中海には欧米の艦船、戦闘機、潜水艦が待機し、シリアの主要な施設からシリア兵が撤退していると報道されている。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2013年3月シリア軍はVXガス兵器を使用? シリア
それとも何か裏があるのでしょうか。