2013年07月28日 国内問題 政治

まずは複雑で保守的、硬直化した官僚機構、制度の改革で、ここ数十年、幾度のテコ入れを行っても保守的といわれる日本の体制は改善されていない。その欠点を研究したアジア圏の諸国はすでに日本をしのぐ政治システムと経済発展を達成。今は日本が学ぶ側に立っている。かつてはシンガポールの国会議員が、日本の政治家は無能だとも言ったことがある。その原因の多くが、自民党内部の無気力さや放漫さにあったことを反省すべきだが、個々の政治家が、そんなに急に有能になれるとも思えない。まずは、大胆な改革は与党内部からではないか?筆者の口癖だが、在外公館スタッフ、大使クラスの質の向上も早急に行うべきだろう。韓国側が米国内の慰安婦像設置に際し、7月21日、LAタイムズ紙への手紙というスタイルで我が国の立場を「日本政府は、元慰安婦に誠実に謝罪したうえ援助を行ない、基金を通じた償い金を支払っています」と発言した駐ロサンゼルス総領事の新美潤などは、全く正確に日本の立場さえ理解せず、メディアへ伝えていない最悪のケースだろう。参照英文記事