シリア内戦の激化で、隣国イスラエルが緊張状態に入っている。シリア政府軍と共に反政府側と闘うレバノンの反米、反イスラエルのシーア派民兵ヒズボラ Ḥizb Allāh、Hezbollahが、その勢いでイスラエルが不法占領しているシリア領地ゴラン高原Golan Heights に攻め入ってくるのを警戒してのことだ。イスラエルがシリアからゴラン高原の西側を奪ったのは1967年で、そこには、イスラエルがここにこだわる原因でもある、南北に21キロメートル、東西に13キロメートルの大きさの貴重な淡水の水源がある。1981年からはここは、一方的にユダヤ人の地としてイスラエルの行政が施行され、ユダヤ人入植地が点在する民政下だが、イスラエル以外どの国も国連もそれを認めていない。1975年からのレバノン内戦(第五次中東戦争ともいわれる)でのイスラエル軍のレバノン侵攻を受けて、1982年に反イスラエル・シーア派政治結社ヒズボラがレバノンに結成され、その後シリアとイランから支援を受けたヒズボラは、2006年のイスラエルのレバノン侵攻を実力で撃退するほどの軍事力を有するまでになった。しかし、その過激な反米、反イスラエル行動から、欧米からはテロ組織と認定されている。
シリアとイスラエルの国境は81マイル(130キロ)あり、ゴラン高原はイスラエル側とシリア側に分かれ、今も両国は領有権を争い、一部のシリア人はイスラエルの市民権を与えられ同地に留まっている。シリア内戦が長引く中、2013年7月半ばから、イスラエルはシリア軍、ヒズボラとの国境衝突に備えて、国境に沿って軍事演習を行い、ゴラン高原にイスラエルは戦車を含む部隊を数十年ぶりに展開し,
すでにイスラエルは、いつでもシリアと戦う準備ができていると公言している。もしここで軍事衝突が起きれば、同盟国米国の参入の可能性もあり、その時シリア内の反政府組織イスラム武装勢力がどんな対応をするのか?益々先の見えない状況になってきた。参照記事 参照記事 過去ブログ:2013年7月シリアの明日は神のみぞ知る 近況まとめ シリア 追記
トラックバックURL
コメント
2. Posted by 北の国から猫と二人で想う事 2013年07月26日 11:38
そうですね 水源のことを書くのを忘れていた。加筆しました。


口はアラブが早かったが、手はイスラエルが早かった。w
水利は生存のもと、イスラエルが存在する限りゴランの西斜面は手放さない。