2013年06月29日  犯罪 北欧 ロシア 東欧
World-drugs-report-graphi-001国際連合薬物犯罪事務所(ONUDD)の2013年の報告書(PDF)を眺めたり、最近の傾向を書いた記事を読んでみると、世界的にはヘロインの生産量は6983トンから4805トンへの減少しているが、メキシコでは増加しており2011年に1万2000㌶でケシが栽培されたと見積もられ、コロンビアのケシ栽培面積は341㌶とされている。報告書ではマリファナが最も世界で消費されている麻薬であると指摘し、世界中で押収されるマリファナの70%がアメリカ合衆国とメキシコに集中していると明らかにしている。しかしマリファナはほぼ世界中の国で消費されており、1年のうちに少なくとも1度はマリファナを吸った人間の数は1億3000万人から1億9000万人と考えられ、一方、ケシの最大生産国はアフガニスタンで15万4000㌶の栽培面積があります。次いで多いのがミャンマーで5万1000㌶の栽培面積だそうだ。ケシ栽培は天候不順などで減ったといわれるが、末端価格は上昇し、それに合わせてアフガンでの耕作面積が増えているという記事も目にしている。

kkkコロンビアよりメキシコでケシ栽培が拡大しているのは意外だったが、欧州のマリファナについて見ていると、右のような表が目に付いた。やはり気になるのがフィンランドだが、赤と青の線は、2007年と2011年の比較で、上の5カ国が減少しているのに対し、下の11カ国は増加している。それも学生などへ普及する傾向にあるようだ。1970年代頃でも、フィンランドのディスコなどでマリファナ吸引は目にしたが、他の欧州の国から見ればさほど目立つ程ではなかった。
どうやら最近はかなり浸透しているようだ。
マリファナはアフリカからの密輸が多いから、地中海沿岸で増加傾向なのは理解できるが、北のフィンランドでの増加傾向なのはなぜだろう?
想像だが、湾をはさんだポーランドでも増加傾向にあることや、陸路で東欧と繋がっていることと無関係ではないだろう。また、麻薬が蔓延している東欧からの移民も相当増えていることから、推測だが彼らの一部が運び屋になっているのではないだろうか?人口が530万人ほどの小国では影響も少なくないだろう。EQが高く、文化レベルも政治の清潔さも世界でトップレベルの国になったが、これがフィンランドの大きな問題だろう。最近の統計では、強姦や暴行事件が多発し、殺人も、人口比率では日本の2倍ほどになる。決して昔のような平和な国ではなくなったようだ。多少古いが、一番上の2009年の図の化学合成麻薬使用者数の表でも、フィンランドだけがピンク色で突出し、他の資料でも、フィンランドでの麻薬犯罪の増加が際立っている。ロシアなどは黄色で、ケシから取れる阿片アヘンが多用され、北米、南米はコカインの使用、アフリカはマリファナの使用が多い。 参照記事 参照記事 外務省資料:参照記事

e523b146左の図は合成麻薬Methamphetamineの流通を描いたもので、アフリカから直接、あるいは欧州経由でアジア方面、日本に密輸されているのを図にしたもので、もとはアフリカのベニンBenin、ナイジェリアNigeria、となっているが、最近はメキシコからの大量な合成麻薬密輸が急増している。
その原料はと言えば、東南アジア、特に中国からのものがほとんどといわれている。
過去ブログ:2013年6月メキシコから覚せい剤135億円相当摘発 神戸税関

nappi11 at 00:25│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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