article-2331479-1A0618EB000005DC-72_306x4112011年11月、シドニーSydney北西部クエーカーズヒルQuakers Hillで発生した、オーストラリア史上でも最悪のケースと言われる老人ホームでの放火事件に関する公判が2013年5月27日、シドニーの最高裁判所で開かれ、被告はすべての起訴内容について自らの罪を認めた。
4週間にわたる裁判の初日となったこの日、ロジャー・ディーンRoger Dean被告(37;写真)は終始目を伏せがちにし、罪状が読み上げられると、11の罪に関して静かに「罪 を認める」と述べた。裁判には多数の遺族が駆けつけ、むせび泣く声が響くなどした。裁判後、裁判所の外では遺族らがお互いを抱き合い慰め合うシーンもみら れた。

この事件は2011年11月18日、クエーカーズヒルにある老人ホームで看護師をしていたディーン被告が建物内に火を放ち、11人が死亡、8人がけがをし たもの。同被告は火災直後、現場を伝えるニュース報道で、いかにして入居者らを避難させたかをインタビューで話していた。参照記事 英文記事

article-2331479-1A0618DF000005DC-85_634x357次回審理は30日で、彼には今後無期刑 life imprisonment. の可能性がある。彼は放火前に、窃盗の疑いで警察から事情を聞かれていた事が判明していて、最近まで無実を主張していた。また火災のあった老人ホームでは防火用のスプリンクラーが設置されていなかったということで、地元の新聞は、オーストラリアでは義務化されていないこうした防火設備の設置を法律で義務化すべきだと議論されていた。オーアトラリアでは老人ホームで、1981年に16人が死亡する火災が起きている。 写真は、当時の放火現場でのもの
2013年6月5日:審理の過程で、容疑者はホームから鎮痛剤を盗んでいて、その証拠隠滅のため放火した事実が浮かんできた。容疑者の男友達は、実際彼が多量の薬物を使用していたと証言している。参照記事

nappi11 at 01:22│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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