
4週間にわたる裁判の初日となったこの日、ロジャー・ディーンRoger Dean被告(37;写真)は終始目を伏せがちにし、罪状が読み上げられると、11の罪に関して静かに「罪 を認める」と述べた。裁判には多数の遺族が駆けつけ、むせび泣く声が響くなどした。裁判後、裁判所の外では遺族らがお互いを抱き合い慰め合うシーンもみら れた。
この事件は2011年11月18日、クエーカーズヒルにある老人ホームで看護師をしていたディーン被告が建物内に火を放ち、11人が死亡、8人がけがをし たもの。同被告は火災直後、現場を伝えるニュース報道で、いかにして入居者らを避難させたかをインタビューで話していた。参照記事 英文記事

2013年6月5日:審理の過程で、容疑者はホームから鎮痛剤を盗んでいて、その証拠隠滅のため放火した事実が浮かんできた。容疑者の男友達は、実際彼が多量の薬物を使用していたと証言している。参照記事