コ
ロンビアのウリベ大統領は2002年の就任以来、軍と警察の要員を約27万人(01年)から約42万人(08年)に増強するなど治安対策を強化。米国の支
援も得て、コカ畑への薬剤散布や麻薬を資金源とする左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」への軍事攻撃などを断行した。FARCの勢力は約1万
8000人から半減したとされ、世界最悪と言われた治安は劇的に回復した。しかし依然として世界最大の麻薬供給国であるのは事実で、ここからメキシコ、米
国、アフリカを経由してスペイン、英国へ密輸出されている。
2010年6月17日、昨年9月からのコロンビア政府、米国移民関税取り締まり局ICE U.S. Immigration and Customs Enforcement, などの合同
捜査でコロンビアの麻薬スーパーカルテルsuper cartelのリーダー二人が逮捕された。"Don Claudio”(右)がコロンビア東部で、"Don Lucho"がアルゼンチンで逮捕され現在米国へ送還さ れるのを待っている。この組織が米国に送り込んだコカインは、最近7年間で912トンに上ると見られ、これは米国で密売される量の半分にあたる。末端価格で240億ドル$24 billion2兆2千億円に相当する。この組織はメキシコのフアレスカルテルとつながっており、小型潜水艦やコンテナトラックの荷物に隠して密輸していた。一連の捜査で押収された現金は2700万ドル$27 million23億円だった。
だが、この強硬路線は麻薬組織を隣国ペルーに押し出す形になった。ペルー中部の
町ティンゴ・マリアで5月末、警察当局が3か所のコカイン精製所に踏み込んだ。当局は精製途中の液状のコカイ
ン約2180Kgを押収。同国中部では最近、
同様の摘発が相次いでいる。コロンビア系組織は従来、ペルーでコカ葉を調達するだけだったが、取り締まりの厳しいコロンビアを避けて、ペルーで最終製品ま
で手がけるようになったためとみられる。ペルーに進出した麻薬組織は、ペルーのフジモリ政権が90年代に弱体化させたゲリラ「センデロ・ルミノソ(輝く
道)」の残党の復活を助けている。同国中部フニン州で昨年9月、同ゲリラが空軍ヘリをマシンガンで撃墜する事件があった。軍幹部は「センデロ・ルミノソは
FARCに似てきた。麻薬取引で資金力をつけ始めた」との危機感を強めている。中道左派のガルシア大統領が米国との連携に積極的でないことも麻薬組織の活
動を助勢している。参考元記事 過去ブログ:最近の麻薬犯罪 麻薬国際流通経路 過去ブログ:コロンビアの麻薬王エスコバル 過去ブログ:コロンビアのヒットマン 2010メキシコ麻薬勢力図とその後の経過 2010年7月コロンビアの潜水艦摘発

