2013年2月11日以前のマリ情勢:政府軍北進続く マリ
ロイター通信によれば、西アフリカ・マリMali北部の山岳地帯で2月22~23日、イスラム過激派とチャド軍部隊Chadian troopsとの戦闘があり、アルカイダ系イスラム過激派のメンバー65人とチャド軍兵士13人が死亡し、チャド軍が23日までに発表した。フランスが1月にマリに軍事介入後、チャドはマリに約2千人の兵士を派遣している。山岳地帯 Adrar des Ifoghas mountainsはアルジェリアとの国境Algerian borderに近く、フランス軍の介入後にマリ北部の拠点都市から撤退した過激派が多く隠れているとみられ、この戦闘にはフランス軍も参加した。フランスは、チャドを含むマリの周辺国部隊に、過激派掃討作戦の主導権を早期に引き継ぎたい意向を示している。この作戦には、米国も隣国ニジェールNigerに無人偵察機と支援部隊を配備し、フランス情報部と連携している。 英
文記事
アルカイダ系組織とたもとを分けた トゥワレグ人武装集団で、マリからの分離独立を目指す武装組織 アザワド国民自由軍:National Movement for the Liberation of Azawad (MNLA)は現在、フランス軍、マリ政府軍と合同でイスラム過激組織アンサル・ディーンAnsar Dineらせん滅に向け戦闘に参加している。写真はチャド軍参照記事 映像


アルカイダ系組織とたもとを分けた トゥワレグ人武装集団で、マリからの分離独立を目指す武装組織 アザワド国民自由軍:National Movement for the Liberation of Azawad (MNLA)は現在、フランス軍、マリ政府軍と合同でイスラム過激組織アンサル・ディーンAnsar Dineらせん滅に向け戦闘に参加している。写真はチャド軍参照記事 映像
今後はマリに対する多額な経済支援が期待され、EUはアフリカ主導の国際支援ミッションをサポートすることを発表し、アフリカ諸国と諸外国がエチオピアで行ったマリのためのドナー会議で、合計4億5500万ドル(約412億2300万円)を用意することを約束した。うち、日本は難民支援などで1億2000万ドル(約108億7200万円)の援助を表明し、諸外国の中でトップ。米国は議会の承認待ちだが、9600万ドル。そして、財政問題を抱える欧州連合は「わずか」6700万ドル。セネガル、ナイジェリア、ガーナはそれぞれ300万ドル。中国とインドはそれぞれ100万ドル。参照記事
それにしても、アフリカに深く介入している大国中国が1億円も出さないとは!!過去ブログ:資源から見たマリと日本の関係 アフリカ