



2013年2月23日:死亡者は60人以上(反政府側は90人以上と公言)となり、このテロで、ダマスカス中心部が無差別殺戮の最前線となったと報道されている。政府施設や、裕福なシリア人(アラウィー派)が住むダマスカス中央部は今まで戦闘とは無縁な地域だった。市民の一人が「敵も味方もどちらも狂っている。彼らが何のために戦かっているかなど関係ない。怒りを我々に向けているだけだ。ひどいことをするもんだ!」と語っているが、市民の本音に近いだろう。参照記事
北部アレッポでは、政府軍のミサイルで14人が死亡、多数が負傷とある。また、多くの住民が誘拐から解かれて自由になったとあるが、これは多少説明が要する。誘拐の多くは、無数の反政府側に参加しているイスラム集団による犯行で、アサド支持やシーア派、アラウィー派など異教徒、異宗派のシリア人を誘拐し、身代金を要求することが多発している。軍資金不足をこれで補てんしているとも言われ、同時に略奪品の転売なども以前から確認されている。戦争とは言え、参加することの大義も理解できないような子供が、言われるがままに敵の首を切っている現状は、かつて見たことも無いほどひどいものだ。映像:シリアの状況Syria Situation
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コメント
1. Posted by kako 2013年02月23日 01:59
犠牲になる市民や子どもが わが子or肉親だとしたら こうまで残虐なことができるのだろうか、と考えてしまいます。
2. Posted by POPPO 2013年02月23日 16:55
シリア在住のキリスト教徒も脅迫を受けたうえ財産を略奪され、国外追放同然の目にあっている。
レバノンに脱出したキリスト教徒のインタビューをBS1のニュースでやっていた。
今まで代々平和に暮らして来たのに・・・・と切々と語る様子が気の毒を絵に描いたようだ。イスラム同士の殺し合いのとばっちりを受けた異教徒。
何が何だか意味不明の殺し合いも、倫理的ブレーキのタガが外れて憎しみばかりが募る。どうケリを付けるつもりなんだろうか。アサドが退陣したぐらいではシリアの内乱は終わりそうもない、アフガニスタン化必至。
レバノンに脱出したキリスト教徒のインタビューをBS1のニュースでやっていた。
今まで代々平和に暮らして来たのに・・・・と切々と語る様子が気の毒を絵に描いたようだ。イスラム同士の殺し合いのとばっちりを受けた異教徒。
何が何だか意味不明の殺し合いも、倫理的ブレーキのタガが外れて憎しみばかりが募る。どうケリを付けるつもりなんだろうか。アサドが退陣したぐらいではシリアの内乱は終わりそうもない、アフガニスタン化必至。
3. Posted by 北の国から猫と二人で想う事 2013年02月23日 18:17
まったく同感です