「14日に米コネティカット州の小学校で発生した乱射事件は、護身用として所持が認められている銃が多数の無防備な幼い命を奪うという痛ましい結果を招い
た。銃で武装し自身の身体・財産を守ることを、開拓時代以来の国民の基本的権利の一つとみなす「銃社会」の矛盾が改めて露呈した形だ。、、フロリダ州などで相次いで導入された「スタンド・ユア・グラウンド(撤退不要)法」は、自宅の敷地内に限らず、路上など公的な場所でも身の危険を感じた場合は、逃げずに立ち向かい、先に発砲することを認めている。」2012/12/15のニューヨーク時事はこう書いている。写真は犠牲者の一人エミリー・パーカー 6歳
Emilie Parker, aged 6はたして「米国社会の矛盾」と言っていいのだろうか?特に米国社会では銃が行きわたり、動機や目的はどうあれ殺傷能力のある武器を容易に手にすることができる。使い方はいとも簡単で、引き金を引くだけで、子供でも使うことができる。記事が言うところの矛盾は、殺人に使われることは想定していなかったという意味だろうが、社会は渾然としていて、犯罪人もいれば精神を病んだ人、撃つことで快感を得る人もいれば、銃が嫌いな人もいる。すべての人が、正しい銃の使い方を会得した善人と考えることに無理があり、よもや犯罪には使われないだろうと思うのは過剰な思い込みと言うしかない。身近に銃があり、ある人間が理性を失った時、自殺や殺人に使うのは、好ましくはないが自然な流れで矛盾でも何でもない。なぜ銃を取るかと言えば、ナイフより確実に相手や自分に死を招くことができるからだ。たとえ許可制であれ、殺人兵器を売り渡し、蔓延させていることがすでに犯罪であり、商行為として、殺人兵器が商品として他国へまで大量に売られ、その兵器で米国人自身が殺害されることもある。このことこそが最大の矛盾だろう。また、戦時には、敵ならいくらでも殺せと教え、一方で無実の市民を殺害した殺人鬼の助命を求めることに矛盾を感じないのだろうか?
終戦時、日本人から武器を取り上げ、きびしく規制したのは占領した米国GHQだった。おかげで日本はほとんど銃とは無縁の国になり今に至っている。平和憲法を含む米国の理想を他国で実現し、なぜ自国でできないのか、しないのか、このことのほうが矛盾であり不思議である。
この事件で、米国は銃と、それを使用して未来のある子供を殺した犯人に怒り、犠牲になった子供や親の悲しみを深刻に感じてもらいたい。あいにく犯人は自殺したが、もし犯人が生き延びたとして、死刑に値する行為だったとしても死刑廃止を叫ぶのだろうか?使い方を誤れば危険この上ない銃器を社会に蔓延させるなら、しかるべき罰則と引き替えで有るべきではなかろうか?容易に死を招く銃器の不正な使用の先に、死刑があって当然と思う。
犯罪者が殺人という選択をするとき、それは死刑に値するという規則があって初めて、犯罪者にその選択肢の罪の重さを知らしめるのではないだろうか?
米国で銃器規制の反論として、必ず言われるのが銃に罪はない、問題は使い方だという発言だ。その通りだ。ならば、使い方を間違った人間には、今まで以上の罰則を適用すべきだろう。それが、危険なものを流通させる社会の責任というものだろう。倫理観を大きく逸脱した残酷な犯罪の前に、宗教的倫理観での死刑廃止は無用な主張としか思えない。世界には核兵器があふれている。それの使用に手を出せばその国は甚大な人的被害。つまり死刑を覚悟せよと米国は威嚇し、ヒロシマ以後、幸いにも使用されずに今に至っている。銃であれ核であれ、どちらも殺人兵器であることに違いはない。 過去ブログ:銃乱射で28人死亡 米国
2012年12月17日:「罪なき子どもたちの虐殺を見て、全てが変わった」――。銃器所有者らのロビー団体 「全米ライフル協会(NRA:National Rifle Association)」のメンバーで規制反対派のジョー・マンチン Joe Manchin上院議員 (民主:写真)は17日、米NBCテレビに出演し、今回の事件で使われた殺傷力の高い攻撃用銃器assault weaponsの 規制を訴えた。同議員は、先の上院選でNRAの推薦を得て当選しており、突然の「転向」は米世論を驚かせた。17日は同議員を含め規制反対派だった民主党議員少なくとも3人が米メディアで規制強化を 主張。これを受け、2004年に失効した攻撃用銃器の製造や所持を禁じる連邦法が来年初めにも 再び提案される見通しとなった。参照記事
NRAから強い支持を受ける共和党のルイ・ゴーマートLouie Gohmert下院議員:写真右、は16日、サンディフック小学校で射殺された女性校長に言及、「神がもし、彼女のオフィスにM4ライフル
銃 M-4 rifle:写真左 を与えていれば、校内で銃声を聞いたとき彼女はその銃で、かわいい生徒たちを殺す前に犯人の頭を吹っ飛ばすことができただろう」と、銃の有用性を強調したという。用意周到な殺人鬼の前で、常にそんなドラマチックなことが可能だというなら、彼は西部劇映画の見すぎで、現場がさらに修羅場になるかもしれないという想像もできない、前頭葉が未発達なお方のようだ。 参照記事欧米人の好む書き方をすれば、悪魔に魂を売った犯罪者は、より衝撃的な殺人を模索する。歴史に残るような、まるで悪魔が地上に降り立ったような身の毛もよだつ犯罪を必死に探す。その悪魔の目線の先に子供たちがいたとしたら、、。その悪魔に武器を売る人間がいれば、彼もまた悪魔と取引をした邪悪な人間である。その様な人間こそ、その後ろめたさからより多く神を語る。ルイ・ゴーマート氏よ、あなたは上のエミリー・パーカーの目を直視できるか?
2012年12月19日;オバマ政権に自動小銃の規制を強化する動きがあることから、銃砲店には「駆け込み需要」が殺到し、特にコネチカット州の乱射で使用された自動小銃 223-caliber Bushmaster rifleに注文が殺到し、事件のあった サンディフック小学校に近い銃砲店では、事件発生後初の週末となった15~16日、銃が飛ぶように売れ、この自動小銃が25%以上を占めたという。参照記事 過去ブログ:銃乱射で28人死亡 米国
トラックバックURL
コメント
2. Posted by HND 2012年12月17日 11:03
アメリカ版池田小学校事件(宅間守)ですね。
アメリカのように全ての国に恨まれてる国は国防力をさくことができなくて大変だなぁ
アメリカのように全ての国に恨まれてる国は国防力をさくことができなくて大変だなぁ
3. Posted by daikanyama 2012年12月20日 04:59
そのアメリカの国防力の傘の下で中国や北朝鮮から守られてる日本人が
アメリカの軍事力に対し「全ての国に恨まれて」と中傷する…、
現状認知力に欠ける発言だと思いますよ。
「アメリカ版池田小学校事件」
この認識は正解です。銃があろうとなかろうと、一人の狂人によってこのような事件は起きる時は起きてしまう。
ですからブログ主さまの、
(銃社会という他国の異文化を蔑ろにする多くの日本人の「銃反対!」のバカな大合唱と異なり)
犯人への処罰という問題提起、この観点も極めて正解だと思います。
アメリカの軍事力に対し「全ての国に恨まれて」と中傷する…、
現状認知力に欠ける発言だと思いますよ。
「アメリカ版池田小学校事件」
この認識は正解です。銃があろうとなかろうと、一人の狂人によってこのような事件は起きる時は起きてしまう。
ですからブログ主さまの、
(銃社会という他国の異文化を蔑ろにする多くの日本人の「銃反対!」のバカな大合唱と異なり)
犯人への処罰という問題提起、この観点も極めて正解だと思います。


護身用 銃 使いよう大惨事 てすよねー
銃規制隠れ銃ふえますよ 簡単行かないかもてすね
何処の国も異常事する人居りますね真似する人出ますよ