article-2235635-1621F8B1000005DC-779_634x4042012年11月20日:イスラエルの「防衛の柱作戦:Operation Pillar of Defence」はまだ進行中で、外交的解決が模索されているが、たがいが有利な条件を求めて進展していない。イスラエルの陸上攻撃が始まれば、隣国エジプトにパレスチナ人難民に交じって兵士も流入する可能性があり、戦禍に巻き込まれる可能性の高いエジプトは強く停戦を求めている。

次の、緊張状態のガザ地区からの記事は残酷だが、似た様な事はどこの戦場でも起きてきた。イスラエル側の協力者と見られる6人がバイクに乗ったパレスチナ人にスパイ容疑で捕まり、処刑され街中を引きずりまわされたと言う記事で、その様子が写真に撮られている。

彼ら6人は、イスラエル側にハマスらの重要人物の所在情報を連絡しているところを見つかり銃殺されたらしく、そのうちの一人がバイクで引きずり回されている。1週間の空爆で、パレスチナ人民間人を含む118人が犠牲になっているといわれ、このようなスパイ行為に過敏になっていることは想像できる。ハマス側の説明では、6人はイスラエル側に、高度な通信機器を使用し撮影情報などを送っていたと言われ、その後現場で銃殺され、見せしめのために引き回されている。参照記事 過去ブログ:ハマスの正体

2012年11月29日国連総会は29日(現地時間)パレスチナの地位を今までの国際連合総会オブザーバー(傍聴人)として議決権のない非加盟団体(non-member observer entity))から、非加盟国(non-member observer state)"に格上げする決議案を票決に付し193カ国のうち賛成138、反対9、棄権41などの圧倒的な票差で可決した。反対したのは米国とイスラエルのほか、カナダ、パナマや太平洋島嶼国などで、欧州からはチェコが加わり、英国、ドイツなどは棄権した。 国連のオブザーバー国の地位付与は、国際社会がパレスチナを '国家'として間接的な承認をしたという意味があり、パレスチナとしては、国連の国際機関の会議に参加して、イスラエルを国際​​刑事裁判所(ICC)に提訴することができるなど、国際舞台で歩幅をさらに広げる外交の足場を得たことになる。

nappi11 at 10:41│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by kako   2012年11月22日 00:55
戦争は人間の残酷さを見せ付けます。
2. Posted by kabaoyaji   2012年11月23日 07:05
遺体への冒涜、憎しみの深さが窺える。

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