d3995fd9-s2012年10月28日 :カナダ西部沖で27日夜、マグニチュード(M)7.7の大きな地震earthquakeがあった。
地震は現地時間の午後8時4分(日本時間午後0時4分)に発生。米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、震源地はクイーン・シャーロットQueen Charlotte諸島のマセット(Masset)から139キロ南方。米太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は、ハワイに津波警報を発令した。津波が到達する時間は現地時間の27日午後10時28分とみられる。(c)AFPより参照

fig1以前から震度2前後の群発地震が頻発し、いずれ大きな地震があると推測されていた地域だ。1700年以降最大のカナダの地震はやはりこの付近で起き1949年8月22日のM8.1が記録(
この時はバンクーバーに近い位置が震源)されている。上の図は 過去2011年4月のブログ:米国北西部に高まる巨大地震の恐怖 で使った図だが、この図の左上にある「 Queen Charlotte Fault:クイーン・シャーロット断層’(太平洋プレートと北米プレートの間にあるサン・アンドレアス断層San Andreas Faultの延長にある)」と書かれている付近が今回の震源地で、今回の断層の南には北米プレートとぶつかり沈み込むファンデフカプレート (Juan de Fuca Plate)がある。ここで1700年に大地震が起き、津波が江戸時代の日本にまで押し寄せた記録が残っている。エネルギーが溜まっている割に大型地震が300年ほど無く注意すべき地域といわれていた。参照記事:北米「ファン・デ・フカ プレート」の不気味な沈黙

Google ニュースカナダのバンクーバー付近にもツナミ警報が出されたが2時間ほどで解除された。揺れの割には被害は少なかったようだ。ハワイにもツナミは到達したが、満潮のタイミングとはずれたようで、大きな被害は出なかったようだが、米ハワイで約90センチ、カナダ西部で70センチの津波が観測された。ハワイのツナミ警報は日本時間午後8時ころ解除された。この震源地から南下した米国シアトル付近にも危険な震源地がある。 過去ブログ:環太平洋火山帯とニュージーランド大地震 NZ   不気味なアメリカ北西部の群発地震  参照英文記事

tectonics13_infographic2012年10月29日:B.C. earthquake カナダ西部ブリティッシュコロンビア州(英語: Province of British Columbia、略してBCまたはBC州 最大の都市はバンクーバー:英語:Vancouver)沖の 太平洋で29日午後7時49分(日本時間30日午前11時49分)ごろ、マグニチュード(M)6・2の地震があった。被害は伝えられていない。
参考にした図から、ここは「収束型プレート移動」が起きている場所で、震源がファン・デ・フカ プレートに移動していることが不気味である。

nappi11 at 10:32│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by kako   2012年10月29日 23:54
 地震国日本も 地震災害で大被害をうけたなり。警報発令で予知できれば、被害も最小限に抑えられるのに、地震警報ほど難しいものはない、とのマスコミ発表でした。

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