803a3936チベットTibetでの焼身自殺抗議は止まず、2009年からの中国の規制強化以来、すでに64人が焼身自殺したという報道があり、2012年10月26日には1日に4人が焼身自殺した。参照記事

チベットでは抗議して亡くなった人たちを「600万チベット人の英雄」と称えている。国内で今年3月、チベット自治区チャムド地区チャムド県 Chamdo countyメンダ郷(昌都県面達郷)のブヤ僧院Boeyag monastery :写真 では焼身抗議者を追悼する法要とダライ・ラマ Dalai Lama法王の長寿を祈る法要を行った。さらに中027f5b15国の役人は、チベット僧侶が僧院の外で一般人に対し仏教を説いたこと、この地区で人気が高まっている『チベット語学習』の活動にたずさわったことを違法とみなし、3月10日には僧院に中国の役人が来て、僧侶たちに中国国旗掲揚を強要し、この時、僧侶たちの「態度が悪い」ことを理由に、酷い暴力を振った。そして「70人以上の僧侶が強制的に還俗(僧侶の身分はく奪)させられ、僧衣を着ることが禁止された。その他、僧院で授業を行う事を禁止し、先の法要を扇動したとして3月に連行された僧侶2名は10月現在まだ行方不明だ。参照記事 
また、僧院と周辺の民家には「中国の共産党指導者たち」というポスターを掲げなければならないとされ、「これに従わないものは、法を犯した violation of the lawものと見なされる」という。tibet-Chamdo-monk-305

僧侶は僧院から同時期に3日以上の外出は禁止さtれ、64歳の僧院の教師は病気治療さえ禁止された。四川省Sichuan provinceでは、中国国旗を降ろし、禁止されているチベット国旗を学校で掲揚し、自由を求めるパンフを学校のグランドに撒いたとしてチベット人が拘留されている。彼らの拘留先は今も不明だ。英文参照記事

中国のチベットでの弾圧は、、益々過激にさえなっているようだ。国際人権機関は、チベット人が多く住む中国領 四川省、青海省、甘粛省(かんしゅくtibet-Lhamo-Kyap-305しょう) Chinese provinces of Sichuan, Qinghai, and Gansu,での焼身自殺が多いことを指摘し、その地域での基本的人権の尊守とほかの問題が解決しない限り自殺は続くだろうとみている。写真は、2012年10月20日甘粛省で焼身自殺した27歳の教師で、2児の父親だった。 英文参照記事

1958年からのチベット人の抵抗に対し毛沢東解放軍4万人が「改革解放」の名のもと 「民族浄化」を開始、殺戮・ 破壊・強奪・強姦を行い、対象は地主、富裕層、宗教関係者、僧侶、学生、知識層だったが、それは今も続いている。過去ブログ:チベット史(4)開放?これが。 

北京オリンピックで中国は、民族融和による安定した多民族国家であることを強調していたが、真っ赤なウソどころか、中国は逆の方向へ向かっているようだ。チベット弾圧で国家主席にまで上り詰めた胡錦濤、そして次の国家主席習近平はウィグル(東トルキスタン人)の弾圧、虐殺の功労者といわれている。過去ブログ:中国はいかにチベット、ウィグルを侵略したか チベット(5)

nappi11 at 02:19│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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