

2012年10月:トヨタはロシアでの車両生産工場を計画しているが、これに先立ってモスクワ郊外に中古車を再生するための工場を計画し、すでに建設の準備に入り、現在、地元当局と交渉を進めていると報道された。これは2012年9月1日、ロシアで廃車の再利用に関する法律が発効されたことに沿ったもので、トヨタでは初の試み。参照記事
9月1日から、輸入車にはリサイクル(再利用)税(普通車で5万円ほど)がかかり、国内生産の自動車を保護するが、ロシア内での生産車両にはこの税がかからない代わりに、ロシア国内の自動車メーカーは外資も含め、販売した自動車の安全な再利用に責任を持つことを保証する必要がある。先のトヨタの中古車再生工場の設置はこれに沿ったもの。参照記事

2012年9月:ロシアでは9月、武田薬品工業のロシア生産工場の起工式が行われた。実際には、武田が買収したスイスの製薬会社ナイコメッドから完成に近い段階で買い取った工場だ。これより先の2012年5月に明治ホールディングスのグループ会社 Meiji Seika ファルマがロシアの非上場企業アールファーマと戦略提携に関する合意文書に署名し、両社は革新的な高性能医薬品について、ロシアにおける共同開発、生産、マーケティングを計画している。ロシアでは、日本のブランドに対して特に大きな信頼感を抱いているため、優れた品質と価格の日本ブランドの医薬品が市場を勝ち取れると予想するのは難しいことではないと言われている。参照記事

