8a3adc8d-s中国とフィリピンはスカボロー礁:Scarborough Shoal または Scarborough Reef(中国名・黄岩島)の領有権をめぐり対立し、2012年10月22日から、オ-ストラリア海軍と合同演習に入っていたフィリピンに、中国の旅行会社の多くがフィリピン向けの観光ツアーを再開させ、中国が軟化してきた気兆しがある。過去ブログ:具体化するエアシーバトル構想 フィリピン

2012年10月24日、フィリピン英字紙フィリピンスターはこのほど、中国の旅行会社の多くがフィリピン向けの観光ツアーを再開させたと報道された。中国も制裁措置でフィリピン行きのツアーがキャンセルラッシュに遭い、フィリピンではホテルやレストランなどの観光業が大打撃を受けた。フィリピンを訪れる外国観光客のうち、中国人が4位に入っており、今年第1四半期だけで9万6455人に上る。

300mp_noynoyontv_101108まだ国政2年目のアキノフィリピン大統領Benigno Simeon "Noynoy" Cojuangco Aquino III 通称はノイノイ:Noynoy)は2012年7月23日の施政演説で、南シナ海のスカーボロー礁という浅瀬の領有権を巡る中国との対立に触れ、「浅瀬を諦めろという声もあるが、自分たちが正当に領有しているものを譲り渡すのは間違っている」 と述べ、中国に対して一歩も引かない姿勢を強調し来年までに、海軍に新たにフリゲート艦1隻とヘリコプター2機を、また空軍には、輸送機2機などを配備することを明らかにし、「長い間不可能とされてきた、自力での防衛を実現するためだ」と述べていた。フィリピンは、軍事面では中国に対抗できないため、外交面で国際社会からの支持を取り付けようとし、日本もこれに同調した。参照記事

nappi11 at 00:39│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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