3434343502415392012年3月に、数十億ドルの不正蓄財や違法海外送金で重慶市市委書記を解任された中国人政治家薄熙来(はく きらい、ボー・シーライ:Bo Xilai)の妻、谷開来(グ・カイライ:Gu Kailai);写真 が、2012年8月7日、英国人実業家であるニール・ヘイウッドNeil Heywood氏;写真、椅子の男性 を2011年11月13日、使用人・張暁軍と共謀してホテルで青酸カリにより毒殺した事を認めた。

s94601罪状はこれだけで、死刑にはならない様で、彼女の有罪証拠の隠滅を図った重慶市の警官4人が裁判にかかる予定だ。
彼女の犯行理由は、旧知で、夫人の裏金の資金洗浄もしていた英国人ヘイウッドに土地の不正取引を持ちかけたが受け入れられず、息子の安全に不安を感じたためと証言している。息子薄瓜瓜氏は現在米国留学中 写真は2012年8月9日の法廷写真で、審理全てが7時間で終了し、全ては「ショー」だといわれている。黒いジャケットが谷開来、白い半そでシャツが使用人

263817-british-businessman-neil-heywood問題は、この夫婦の莫大な不正蓄財で、これにはこの事件の別な解説がある。1997年から江沢民元国家主席により法輪功学習者(気功修練集団)迫害がはじまり、これを利用して、監禁、拷問された法輪功学習者から生きた臓器を奪い、殺す「臓器狩り」、および、そうして得た死体や臓器を海外へ不法に売り出す 「死体販売」にヘイウッドが暗躍し、これで得た賄賂で夫婦は莫大な闇蓄財行っていたと言われる。夫の悪事の追求が始まると、自分の悪事の露呈を恐れ、全てを知っているヘイウッドの存在に危険を感じた谷開来が「口封じ」のため彼を殺害した のが真相と言われ、当時重慶市で権力をもっていた夫もこのビジネスに加担していた。具体的には、必要な数の被害者の手配などを警察や公安幹部に依頼したりだろうが、夫人の裁判では問題はすり替えられ、全てもみ消されている。

indexこの事実はすでに、アルバイトで手術をした医者などの証言や、人権団体の調査から判明していることで、相当数の重慶市の役人、医師が関わっているといわれている。決定的になったのは、薄熙来が子飼いにしていた重慶市の公安局長王立軍 :写真 が2012年2月6日、米国総領事館に逃げ込み、亡命を条件に全てを暴露したためだ。逃げ込んだ理由は、薄熙来の政敵を抹殺する傍ら、親族、ヘイウッドの件など知りすぎ、身の危険を感じたためで、これが薄熙来の失脚につながった。この男は強引な捜査で没収した中から不正に1億3千万元(約16億4千万円)を得ていたと言われ、今は中国で死刑判決を待つ身と言われる。参照記事

368px-GuntherVonHagens_Cologne2000さらに、臓器を抜き取った遺体の一部は、中国遼寧省の大連市にある工場に回されたという。この工場は、本物の人間の死体に特殊な樹脂加工を施し、スポーツをするなど、さまざまなポーズをとらせたリアルな人体標本を製作する工場で、工場の設立者および所有者は、ネオ・ナチズムを信奉しているという解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス(Gunther von Hagens:写真 帽子の男性)。工場名は「ハーゲンス生物プラスティネーション公司(Von Hagens Dalian Plastination Ltd)」となっていた。
2000年前後からハーゲンスはここで標本の材料になる死体を必要なだけ手に入れ、安い人件費で標本加工し、2003年には、中国が世界最大の「人体標本プラスティネーション標本:日本では(人体の不思議展1996-1998)の標本」輸出国になった。なぜこの工場が大連にあったかも書いて置く必要がある。夫の薄熙来(ボー・シーライ)は1992年から1998年まで大連市市長で、その後も同じ遼寧省で権力の座にあり、便宜を図ることで多額の賄賂を得たとみられている。

newzurokuこうして作られた中国製の人体標本が、日本を含む世界各国で見世物にされ、日本の展示会の主催者は、それらの人体標本について、「本人の生前の意思による献体」であると説明し、見え透いた嘘をつき通した。学術的あるいは教育的意義があるという名目で日本各地を巡回展示した人体標本展に対して、あまりにも無知な自治体や教育委員会、新聞社、企業・団体 などが、どれほど騙され、「後援」「協賛」などの無責任なお墨付きを与えてしまったか。この事は、中国本土で、谷や薄によって行われていた悪魔のビジネスの手助けしたと言える。また、日本でも誰か政治家が、この展示会に手を貸したと思うのだが、調査されていない。

現在も遼寧省だけでも5つのサイトが臓器移植に関係した宣伝を行っている。あるサイトによると、角膜が3000ドル、心臓が18万ドル等の標準価格がついており、最大のサイトは遼寧省の瀋陽にあるという。これらの全てに、薄熙来、谷開来が直接関与し、運営していた可能性は高い。 参照記事 参照記事 より抜粋編集 横浜デモ:臓器摘出事件と人体標本展の即時停止 死体はどこから入手?謎深まる人体標本展=NYT紙  遺体の出所不明、人体の不思議展に禁止命令=フランス

2012年8月20日:中国の裁判所は20日谷被告に対し執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡した。事実上の終身刑になるとみられる。また、共犯に問われた薄氏一家の使用人、張暁軍被告には懲役9年の判決が言い渡された。両被告ともに控訴しない意向を表明したという。ヘイウッド氏一家の弁護士He Zhengsheng氏は「われわれは裁判所の決定を尊重する」と述べた。王立軍元重慶市公安局長は2012年9月24日に背信、職権乱用、収賄、それに「自分勝手な法律のねじ曲げ」で有罪となり、15年の禁錮刑を言い渡されている。

2012年9月28日
:中国共産党は28日、中央政治局会議を開き、前重慶市トップ薄煕来氏の党籍剥奪と公職追放を決めた。氏は今後、収賄容疑などで身柄を司法機関に送られるという。会議では政治局員らが、共産党中央紀律検査委員会が提出した『薄煕来の重大紀律違反案件に関する審査報告』を審議し、薄氏への処分を決定した。
新華社通信は薄氏の紀律違反や犯罪容疑を列挙している。大連市長を務めた1990年代から、職権を利用して他人に便宜を図り、その見返りに直接または家族 を通じて巨額の賄賂を受け取った▼王立軍事件と谷開来事件で職権を乱用して大きな過ちを犯し、責任重大である▼組織人事紀律に違反し、監督責任を果たさ ず、深刻な影響を及ぼした▼多くの女性と不適切な関係を持った、などとし、「その他の犯罪容疑も絡んでいる」と報じた。

同報道によると、4月10日に開かれた政治局会議で、党指導部は、薄氏の腹心・王立軍重慶市前副市長の米総領事館駆け込み事件についての調査結果と、薄氏の妻・谷開来の英国人殺害容疑についての報告を聴取したという。この会議の後、薄氏は政治局員と党中央委員の資格停止の処分を受け、党内の調べを受けることになった。薄氏の処遇をめぐってその後、党内では薄氏の後ろ盾となる江沢民派と胡錦濤総書記派との間で、激しい攻防を繰り広げたとみられる。結果は、共産党内の上海閥江沢民派の衰退と北京閥中央政府胡錦濤総書記派の台頭を意味している。 参照記事

2012年10月26日:中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は26日、重慶市トップを解任された薄熙来(はく きらい ポーシーライ)氏の全人代代表の資格取り消しを発表した。これで薄氏は最後まで残っていた公職を失ったことになり、これにより不逮捕特権を失い刑事訴追の条件が整った。新指導部を決定する共産党大会の開会を2012年11月8日に控え、当局は薄氏の刑事訴追を急いだと言われている。

ethan_austria_plaza-crop-676x4502013年7月24日:ドイツの解剖学者anatomist グンター・フォン・ハーゲンスGunther von Hagens氏の死体保存法を用いて、生々しい肉体内部を見せる死体がポーズを見せることで人気を得た展示会「Body Worlds exhibition(人体の不思議展)」。不透明だった遺体の出所を明確にするため、最近、中国問題に詳しいジャーナリストが同氏に対し、同館に設置された標本 のDNAサンプルの提出するよう申し立てた。
誰なのかわからない死体達は十数年も世界を周り、数千万人の目にさらされてきた。世界各地の展示会でハーゲンス氏は2億ドル以上の富を得たと報じられて いる。現在、数カ国で倫理上の問題が指摘され、開催が禁じられているが、一方で、現在もヨーロッパ巡回展が行われ、米国ニューヨーク中心地タイムズスクエ アでは同氏の「作品」が屋外無料展示されており、「死体イベント」がいまだ催されている。ジャーナリストのイーサン・ガットマンEthan Gutmann氏:写真 は2013年7月12日、オーストリア国立歴史博物館の前で、DNA提出は、この展示会に係る一連の問題を明らかにするた めの材料となると集まった報道関係者のインタビューに答えた。また、主催者側は死体は白人と主張しているが、展示中の数人の女性標本の足や体格は異常に華 奢で頭は小さいため、中国人である可能性をガットマン氏は指摘した。ガットマン氏は、中国が当局や軍、医療機関などが組織ぐるみで法輪功学習者を含む囚人から臓器を強制奪取し、移植用に売却している問題「臓器狩り」について調査し、この事件で数万人が殺害されたと主張する人物。
ハーゲンス氏は1999年から中国遼寧省大連市に建設した死体加工工場で死体標本を量産し、世界各地の展示会に供給していた。当時の江沢民政権で、大連 市長だった薄熙来氏はこの「死体ビジネス」を支持し、巨万の富を得ていたと伝えられている。死体はいまだに身元が分かっていないが、同年から始まった迫害 政策により不当に投獄された法輪功学習者である可能性をドイツ大手紙などが報じている。参照記事  英文記事 「臓器狩りを命じたのは江沢民」 薄煕来の証言

WO-AO703_CTRIAL_G_201307242243402013年7月25日:中国当局は7月25日、元共産党幹部の薄熙来氏を収賄罪などで正式に起訴した。薄氏の妻である谷開来氏も昨年、英国人実業家を殺害したとして有罪判決を受けて おり、今回の起訴により、汚職や共産党の上層部の政治抗争などが露見したスキャンダルは今後、公判で裁かれることになる。今のところ詳細な内容は伝えられていないが、しかし共産党中央弁公庁が出した内部文書によると、薄氏は妻を通じて2000万元(約3億2000万円)の賄賂を受け取った罪、500万元を横領 した罪、それに職権乱用の罪などで起訴される見込みだ。しかし、書類に挙げられていたほどの金額の汚職は中国では比較的一般的といわれ、例えば、劉志軍元鉄道相は2013年7月8日、職権乱用罪と6460万元(約10億円)の収賄罪で執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡され、実際には服役態度で無期懲役になり、数年の服役だろうといわれている。 過去ブログ:2013年7月鉄道汚職で2年の執行猶予付き死刑 中国

frn1306261811004-n1関係者によると、薄熙来氏の公判は近く2013年8月半ばないし下旬に、済南市にある中級人民法院で始まる見 通しだという。先延ばしされてきた薄氏の公判は、10年に1度の党の指導部刷新を控えた政界エリート層内部の汚職、職権乱用、激しいライバル争いを露呈したスキャンダルの最終章になるとみられている。しかし、起訴は薄氏が大連市長を務めていた1993年―2000年と、商務相を務めていた04年―07年のみを対象にし、薄氏が重慶市党委書記のポストに就いた期間(07年以降)に関する言及がないという。また、当然のように中国司法当局は、彼が死体や「臓器狩り」に関わったことの違法性や、江一派が習近平新政権の主導権を握るため、習政権発足後に習政権を転覆させ、薄に主席の座を継がせるという政変計画などについては全く言及していない。これらが暴露されたのが、元側近で重慶市の元副市長だった王立軍の米総領事館駆け込み事件だったと言われ、これで薄熙来は失脚に追い込まれる。 参照記事 その後の経過:2012年10月世界が追求する 中国の臓器狩り 

jhg2013年9月22日:山東省済南市の中級人民法院(Intermediate People's Court、地裁)は22日、元重慶市共産党委員会書記で昨年失脚し、公金横領や職権乱用などの罪で起訴された薄熙来(Bo Xilai)被告に無期懲役;life in prison などの判決(一審判決)を言い渡した。裁判所は、「薄熙来被告に、収賄罪で無期懲役のほか、政治的権利の終身剥奪、全個人財産の没収を言い渡した」と発表した。薄被告は総額2040万元(約 3億3100万円;英文記事では 26.8 million yuan $4.4m )の賄賂を受け取っていたという。薄被告にはこれとは別に、横領で懲役15年、職権乱用で懲役7年が言い渡された。本人は控訴する予定だが、死刑を免れ、賄賂の一部分だけの罪状であれば勝訴に近いだろう。中国人の反応は、「今時賄賂をとらない政治家などいるか?」という反応で、汚職は党の存在そのものを脅かすと述べている習近平(Xi Jinping)国家主席が率いる、中国の新指導部による汚職撲滅のショーだと見られているようだ。参照記事 英文記事

2013年10月25日:中国山東省の上告裁判所は重慶市共産党委員会元書記・薄熙来被告の上訴を退け、被告の終身刑が確定した。25日、中国メディアが報じた。薄熙来氏は中国共産党中央政治局委員・大都市重慶市のトップとして権力の絶頂にあった2012年、収賄および権力乱用罪で起訴され、公職を解かれ、終身刑判決を受けた。ここ十年来、中国で最大の汚職スキャンダルとなった。

nappi11 at 09:20│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by よりばば   2012年08月13日 08:29
「薄煕来・谷開来」と「人体の不思議展」
繋がってたんですね!
 私は不思議展は見なかったんですが、死刑囚の遺体の再利用 とか聞いてましたが、もっと非人道的な酷いものなんですね。
 「死の医師」解剖学者グンター・フォン・ハーゲンスの存在。
医師だから、人体を好き勝手にしていいってもんじゃないと思います。
彼を裁く法律はないのでしょうか?
 唯一笑えたのは、彼の人体標本加工技術が、加工工場の「中国人従業員」に盗まれ、独立されちゃった事。
2. Posted by POPPO   2013年09月23日 20:53
薄熙来被告の手錠の写真、看守は元バスケの選手で200㎝を超す身長だそうで、180㎝を超す身長の薄熙来被告を小さく見せる小細工だそうだ。w

例によってネットでネタバレ。w

習チンピン閣下の意向で下手に裁判を公開したものだから、ホントの事がやばくて裁判に出せななかったオマケ付き。w

共産党の下部組織に司法当局がある間は、支那の裁判は全てショーでしょ。w

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