knightstemplar22012年7月28日:獅子心王Lion heartリチャード一世Richard I (1157~1199 、41歳フランスにて戦傷で死亡)は欧州史において輝かしい戦果をあげた英国の王で、暴君の父ヘンリー二世打倒から始まり、200px-Saladin2フランス王フィリップとの共闘、キプロス島攻略、キリスト教会の十字軍遠征 the Crusaders:右、スルタン(イスラム)の英雄サラディン軍Muslim leader Saladin's army:左 との死闘(1191年:第3回十字軍の戦い。相互に休戦条約締結 サラディンは1192年、現在のシリア、ダマスカスで死去)などで、彼の半生は戦いの連続だった。その勇気と生き様は騎士の模範とされ、敬意をもって獅子心王-Lion heartと称えられた。もっとも、莫大な戦費を税金として徴収したり、治世のほとんどを国外で過ごし内乱の種をまいたりと、政治家としては失格だった。

RichardJaffa-l地中海に臨む、現在イスラエル領のArsuf( Apollonia)の地下から108枚の貴重な金貨が見つかった。推定では、1191年9月7日にヘンリー2世のキリスト十字軍とエジプトにまで勢力拡大したイスラムとの死闘が行われたのがこの地で、その頃住んでいたイスラム人が戦火を避けてディナール金貨dinars (Islamic coins)を地中に埋め、その後そこが十字軍の城郭(Crusader castle、Stronghold )になった(1241年から 1265年)ため、金貨は最近発掘されるまで千年近く地中で眠っていたと推定される。金貨はイスラエルで発見された十字軍遠征末期の初めての財宝で、当時の経済交流の規模がいかに大きかったかを示していると、大学の研究者がコメントしている。


article-2179798-143E5531000005DC-57_306x512article-2179798-143DD810000005DC-629_634x436歴史は繰り返し、21世紀になってもイスラム系の台頭を警戒する欧米、特に英国はイスラムを敵対視し、リビアでは、欧米国際軍とイスラム系の激戦になった。金で雇われた多くの傭兵も参加した。資源争いの背景をみれば、同じ歴史を歩んでいる。参照英文記事 ほか。 リビアには、カダフィの財宝がどこかに隠されたとのうわさがある。見つかるのは1000年後か?

nappi11 at 00:07│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by よりばば   2012年07月30日 18:03
埋蔵金と言えば、日本政府は見つけ出せず、追い込まれていますが・・・。
 

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