2012年07月29日  歴史、史実、記録 
20120725-237980-1-L熊本県天草市の白亜紀後期(約9800万年前)の地層から、草食恐竜か、絶滅した古代の爬虫(はちゅう)類のものとみられる皮膚の痕が残った化石が見つかった。

福井県立恐竜博物館などが2012年7月2日発表した。風化して化石になりにくいウロコの模様が鮮明に残っており、当時の正確な姿を知る貴重な資料になる。皮膚痕の化石:Fossilized dinosaur skin traces(恐竜の皮膚痕化石)発見は国内2例目。化石には長さ10センチ、幅9センチにわたって2ミリ以下のウロコの痕が無数に残っている。約5ミリの楕円(だえん)形をした突起物も見られる。腹部を泥地などに押し当てた跡が化石になったとみられ、草食恐竜・ハドロサウルス類や、ワニに似た爬虫類で20120725-234235-1-L淡水に生息していたコリストデラ類に似ているという。参照記事

中国地質科学院地質研究所 呂 君昌(ル・ジュンチャン)教授を交えて鑑定を行った結果、恐竜の鱗としてはやや小さいものの、草食恐竜のハドロサウルス類のものや、コリストデラ類など淡 水域にすむ絶滅爬虫類のものに、今回のものと類似する形状があるようです。しかし皮膚痕化石の情報は少なく、一緒に骨や足跡など産出しなければ、種類の特 定は困難とのこと。参照記事

福井県勝山市北谷の白亜紀前期の手取層群・北谷層(約1億6500万年前~約1億2000万年前のジュラ紀中期~白亜紀前期の地dinoskin2層)から見つかったの最初で、2006年に確認された。皮膚痕化石が残されている岩石は幅約23cm、長さ約24cm、高さ約7cmの大きさの細粒砂岩で、皮膚痕はその表面の約60%に保存されていた。皮膚痕化石は、径約3~5mmの多角形ないしほぼ円形状の突起(鱗の痕)が多数集ったもの。参照記事

nappi11 at 00:31│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by kako   2012年07月29日 02:02
化石と思えないくらい鮮明なうろこですね。
 ジェラシック・パークの世界が現代によみがえってきたような錯覚を覚えます。
2. Posted by 九洲の案山子   2012年07月29日 10:59
田舎も何か出たらいいなー 金 銀  銅出ると いいなー

九州  お日様に攻められて 地獄 なっております
3. Posted by よりばば   2012年07月30日 18:11
その気になって見つければ、貴重な発見が出来るんですね。
 私も、子供が小さい頃、夏休みの親子で化石発掘の会に参加して、
恐竜の歯を!と意気込んで石を割りましたが、貝の化石ばかり・・・。
知識さえあれば、貴重な発見が出来てたかも。

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