
一方シリアの国営マスコミは、爆発装置は、司法関連の総合施設が集中する場所に隣接する駐車場に止められた車の中に仕掛けられていた可能性が高いと伝えている。 その一方で、自爆テロ犯の仕業という説もある。
シリア当局は、この事件をテロと性格付け、調査を開始した。 なお爆発により、犠牲者が出たとの情報は入ってきていない。 新聞「RBK(ロシア・ビジネス・コンサルティング)」の翻訳記事 他を参照
爆弾の種類から、前日27日に起きた、ダマスカスの衛星テレビ局al-Ikhbariya channelを狙った爆弾テロ(記者7人死亡)と同じ組織の犯行とみられ、今回はシリアの司法関係者を狙ったものと思われている。以前から爆弾テロは首都ダマスカスで起きていたが、警戒厳重なはずの政府施設で起きたということで注目すべき事件だろう。YOUTUBE映像
アサド大統領は6月28日、イラン4chのインタビューに登場し、イエメン方式(退陣を条件に、本人親族の身の安全を保証する)をシリアに適用することはできないと答えていることから、自身の退陣は全く考えていないようだ。また、反政府「自由シリア軍」は国連特使アナン氏の新提案を拒否したといわれ、国連は結果的に何も手を打つことができていない。国民も、長引く交渉に、犠牲者が増えただけだと、国連、中露の仲介に反感を持っている。

英国の国際人権団体は、28日だけで40人が砲撃で死亡し
、29日午前に二人死亡したと報じている。
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コメント
2. Posted by kako 2012年06月30日 01:11
一般市民は 国連が頼りにならないなら 誰を頼ったらいいのでしょうか。
取り巻きの人達は、いいことしか言わないでしょうから。