2012年06月24日  歴史、史実、記録 
e-army-protests-with-demonstrators-against-s現在世界には幼年期や学習を犠牲にして働いている子供が2億1500万人存在しています。この数字は国際労働機関(OIT)が6月13日の児童労働反対デーに合わせて発表している。
働く子供の内の1億1500万人が自らの命を危険に晒しながら働き、学業の放棄・継続的な貧困・若年期での妊娠などが、児童労働の原因となっている。「2億1500万人の子供たちが幼年期を失い、よりよい将来のチャンスを失っていることに世界は無関心でいるわけにはいきません。」とOITの責任者フアン ソマビアは述べている。写真はシリアの子供兵士Child Soldiers


8c544af9南米コロンビアでは、2009年から始められた研究を元に2011年3月に国家統計局が発表したデータでは、コロンビアでは105万147人の子供が働いています。この数字は2007年時よりも35%26万3847人の子供がさらに働いてていることを意味しています。働く子供の内の36.1%が家族を助けるために働き、30%が自分が使うお金を稼ぐために働いています。農業部門で働く子供は37.3%と最も多くなって おり、児童労働問題は都市部より農村部でより問題となっています。また農業部門で働く子供の51%が報酬を受け取っておらづ、24%が最低賃金の4分の一 以下の報酬で、また通常の児童労働以外にも、児童の性的搾取や違法武装組織・犯罪組織によるリクルートなど、より悪辣な児童労働が存在し、「戦場に連れて行かれたり、麻薬密売などの犯罪行為に従事させられています。」と報告されている。
参照記事

child slave国連は、世界の武力紛争と子供について昨年1年間の状況をまとめた報告書を公表した。アフガニスタンで8歳の少女を含む子供11人が自爆テロ を実行したのをはじめ、各地で武装勢力が子供の兵士を徴用している実態を説明。シリアでは少年少女が政府側に「人間の盾」として使われたと指摘した。

報告は20以上の国や地域などに分けて説明。アフガンでは地雷や不発弾で死亡した子供が431人に上り、8~15歳の男児に多かった。即席爆破装置 (IED)と呼ばれる手製爆弾による子供の犠牲者は123人。子供の徴用は316人で、大半がタリバンなど武装勢力だったが、警察によるものもあった。


シリアでは政府軍やアサド政権支持の民兵集団「シャビーハ」が民家から8~13歳の少年少女多数を連行、自分たちを守るため「人間の盾」に用いたとの目撃証言があるとした。(自動車のフロントに縛り付けたという記事が過去にあった)。 政府側元兵士に国連が聞き取り調査した結果として、「自由シリア軍」などの反政府武装組織メンバーや軍からの脱走兵がいると考えられた村の住民は子供も含 めて政府軍の標的になっていると指摘。デモへの無差別発砲を命じられたと証言した元兵士は、10~13歳程度の少女3人が殺されるところを見たという。参照記事;子供11人が自爆テロ実行 地で児童徴兵と国連

 Free Syrian Army Accused Of Using Child Soldiers ほか



nappi11 at 01:45│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by 案山子   2012年06月24日 09:26
引き金 三つ子でも 落とせますから こわい  狂ってます ねー
2. Posted by よりばば   2012年06月24日 14:11
平和度指数5位の日本でさえ、児童虐待死、遺棄、産み捨て、ネグレクトによる衰弱死の報道が続き心が痛みます。
 世界規模の不況は、今後も弱い子供にしわ寄せが行くのでしょうと思います。
 

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