
警戒厳重な2か所のボディチェックを潜り抜け建物の中の知事室に2名の男が現れた。彼等は履いていたサンダルの中に小型拳銃と爆弾を隠していて、警備警官と館内で撃ち合いになり、警官2名、タリバンと思われる2名が死亡し警官1名が負傷、知事は客と別な部屋に逃げて無事だった。応接室で爆発もあったが、手りゅう弾なのか爆発物は不明。その後タリバンが犯行声明を出している。写真は、犯人の履いていたサンダル2足。

一方で27日には、パキスタン、アフガニスタン、米国が、今後の和平での話し合いでタリバンがそれぞれの国内を往来することの安全通行に協力する合意が行われたと公表され、タリバンリーダーを制裁リストから除外していくことも確認された。タリバンが交渉につきやすくするための措置。
しかし、今までの経過を見れば、パキスタン・タリバン( Pakistan Taliban :TTP)とアフガンタリバンにはその目指すものや戦術に差があるようで、この状況でタリバンの各セクト、部族を統一できるのだろうか?特に、テロの標的になっているパキスタン国内のイスラム教シーア派が、そう簡単にスンニ派タリバンの正当性を認めるとは思えず、また、最近アフガンjの首都カブールを攻撃したタリバンの中の過激セクト、ハッカニ・グループHaqqani Groupの最終目的も不明だ。今後も波乱があるだろう。 参照記事 参照記事 参照記事
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コメント
1. Posted by クロ助 2012年05月01日 13:13
靴の中に爆弾とピストルを隠すとなると可成りサイズの大きい靴で、さぞ歩き難かったでしょう。 妻のハイヒールを履いて脱走し捕まった囚人と言い、取り締まり側は足下のチェックが肝要、巷ではこれを「足がつく」と言いますww。