

記事を読んでまさかと思ったが本当です。先週、ニューヨークの博物館で展示されたそうですが、クモの糸で長さ 3,3m(11ft)の金色のショールを製作したというのは英国の美術史家のMr,Simon Peersさんとアメリカ人のMr,Nicholas Godleyさん。5年がかりで価値は30万ポンド以上というから4000万円以上でしょう。当然これが世界一の大きさで、なんとフランスのリヨンの博物 館museum in Lyonsにもクモの糸で編んだものが2枚あるそうですが、こちらはサイズが数センチ四方のもの。
どんなクモからからかというとガーデンオーブ スパイダーGarden Orb Spider (Eriophora transmarina)(次をクリックで大きなクモの写真が出ます) 英名Garden orb-weaving spiderまたはgolden orb spiders という種類の、それもマダガスカルに生息する(写真上左)メ
ス100万匹以上をつかったそうで、そこに生息するこのクモのメスが一番きれいな金色を出し、さらに糸が強いそ
うで、その強さは鋼鉄やケプラー繊維をしのぎ、なおかつそれらよりも柔軟だとか(同程度の太さならという事でしょう)。調べると、このクモは日本に普通に
いるコガネグモの一種のようです。
このクモの糸を手で撚って、更に撚った糸を合わせて撚りあげて糸を作ったそうで、聞いただけで気が遠くなりそうな話。本人Godleyさんが言うには 「14000匹のクモから、やっと1オンス(28g)の糸しか取れず、出来たショールは2.6ポンド(1178g)ありますから、その数は クレイジーです!」と自嘲気味に語る。計算上は、一匹から取れる糸の重さは 0.002g にしかならない!書いていても計算に自信ががなくなるような常 識はずれの数字ばかりですが、一匹のクモは400ヤード(365m)の糸を出すそうです。(本当でしょうか?)お二人ともクモが好きなようで、彼らの面構 えは「まるで王様(高貴な方)のようです」と語っています。やはり、普通の方では無いようです。
11月12日に日本語の記事も出ましたが、数値が英国の新聞記事と違っています。こちらも参考に 投稿者: | 投稿日: 2009年9月30日 12:07 AM |