4Prime_Minister_Wen_Jiabao_epa2012年3月28日:中国の温家宝首相は27日、政権与党である中国共産党にとって最大の脅威は汚職であるという声明を表した。温首相は中国「政権の本質」は汚職を抑止しなければ変わりかねないと警告を発している。、、2012年の年頭には中国共産党の胡錦涛総書記は党幹部に対し、汚職対策を強化し、今年10-11月に開始される幹部交代を前に党内部の規律を高めるよう言い渡していた。

何をいまさらと思うが、日本にも蔓延していることだからあまり大きな声でいえないが、その根源が共産党という巨大な村社会にあることに言及していない。なぜ汚職をするかと言えば、根本的な問題は党の縦型構造にあり、上に行くほど権力を掌握でき、それが出世であり、成功者である。そのためには必要なポストを買収する。当然重要ポストほど高額になり、その為に賄賂をかき集める。この悪循環が全国規模で、延々と行われているのが中国だ。これはもう中国の体質と言っていいほどに染込んでいる。

過去、2010年の中国の記事に、小学生から学級委員長の買収工作をしているという暴露記事があった。
北京市内の小学1年生180人を対象に行われた調査によると、9割の児童が何らかの学級委員に、7割が学級委員長になりたいと回答。理由は「権威があるから」「人を管理する立場になりたいから」などの答えが目立ったという(『環球時報』11月19日付)。
『中国日報網』(11月18日付)によると、昆明市内の小学校で、学級委員長に立候補した児 童が“有権者”である同級生に飴や鉛筆を配り、票を獲得するという買収行為を行ったという。さらに「僕に投票してくれたら100元(約1200円)あ げる」と、現金を提示した福建省の小学2年生や、投票を管理する教師に金品を渡すよう、8歳の小学生が親に依頼した例などが紹介されている。(『遼寧日報』11月10日付)。

7832689522151367865小学生から権力欲に取り憑かれ、学級委員選挙は、庶民に生 まれた者が権力の座につくことができる一世一代のチャンス。だから、親たちは競って子供たちを選挙に駆り立てるのだそうだ。その結果何が起きるかといえば、、。
中国の主婦の話で「小学3年生くらいの男子が、通学路で買い食いをしていたクラスメイトに対し『君の素行は、風紀委員として看過できない。先生に報告させてもらう。ま、 そのお菓子を僕に渡すのなら話は別だがね』と“賄賂”を要求しているのを見たことがある。」と報告している。やがてお菓子は肉になり、酒池肉林の世界に踏み込むのだろう。参照記事
過去ブログ:
女性市長の不法所得5年間で2兆円超!中国  現代の 金瓶梅 「王成日记」(疯狂的“性爱日记”)


nappi11 at 07:14│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by よりばば   2012年03月29日 16:08
日本では学級委員のなり手がない現状です。
それも問題ですが・・・。

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