渦中のイランの中にも穏健派もいれば軍事強化を唱える右派もいる。恐らく過去には核を持とうとしたのかもしれないが、それ以前、数十年前からイランの復興に原子炉は必要だとして工事にまで着工したが、ことごとく西側が、核兵器につながるとして強引に止めさせてきた。
今は、といえば、イランの近隣諸国との経済外交の拡大策から見ても、国内の工業化の急激な進展から見ても、実際的にエネルギー確保が急務なことははっきりしている。個人的には、戦争が近いと世界が騒いでいるときに、ブログで「IAEAには査察能力があるのか?過去ブログ:IAEAよ、失望する相手が違わないか? 」とまで書いたが、その一番の根拠は、イランのアフマディネジャド大統領の言った「現実に使う事が出来ない核兵器を開発しても意味が無い」という発言が真実だろうと思えたからだった。過去ブログ:3012年2月:イランが正論を吐く
世界中が同じ事を思っていても、核保有している大国、隠し持っているイスラエル、どこの元首もこんな発言はしていないし、すれば巨額な投資である核保有を自己否定することになるからだ。
2012年3月24日:ドイツのドイツのウェスターウェレ(Guido Westerwelle)写真:2010年、43歳の男性と同性結婚した結婚したことで有名)外務大臣が、ドイツの週刊誌フォークスとのインタ
ビューにおいて、「私は、対イラン軍事攻撃という見解や措置の提示に反対であり、イランの問題は他の方法で解決されるべきだと考える」と語り、足並みのそろわない制裁や、欧米のイランへの対決姿勢を非難した。参照記事
2012年3月25日:前のIAEA: International Atomic Energy Agency 国際原子力委員会のリーダーで、自身も過去に査察をした事のあるスウェーデンの外交官 Hans Blix氏(写真)は、今回の天野氏を団長とするイランの核査察に対し、イランにはそのような開発準備の兆候は無いと断言し、何の成果も無かった査察後の今、現在のIAEAがあまりにも米国やイ
スラエルに偏っていると、今のIAEAの査察能力も含め非難している。彼は過去、米国のブッシュ大統領が、イラクが大量の破壊兵器を所有していると主張したときに非難したことでも有名で、実際に何も見つからず、すべては米国の一人芝居だった。 アルジャジーラ参照記事 イラン参照記事
このことは過去に、スウェーデンのビルト外務大臣からも指摘されていた。過去ブログ:2012年2月:「イランは核兵器を求めていない」スウェーデン外務大臣
このことをイランのプレスTVは、IAEAの団長天野氏(写真)を名指しで、欧米の主張に偏(かたよ)った、先入観に満ちたものだと非難している。英語でbiasという言葉を使っているが、これには「えこひいき」という意味もある。イランプレスTV これを裏付けるかのように、アメリカの情報機関は、査察後の今年2月の数々
の報告において、「イランが核兵器の製造を決定していることを示す確かな証拠は一切ない」とし、これを受けてイスラエルの当局関係者は、イランが核兵器を追求していないとするアメリカの情報審査を認めたとある。イラン側参照記事
イラン側が書いた西側の動向とはいえ、天野氏を除けば、中立的な専門家が上のような意見を述べているのは事実で、ならば今回の経済制裁、大掛かりな軍事行動、世界に巻き起こった経済の不安定などは、いったい何だったのか?頭ポリポリで済むような問題とも思えないが、、。
今は、といえば、イランの近隣諸国との経済外交の拡大策から見ても、国内の工業化の急激な進展から見ても、実際的にエネルギー確保が急務なことははっきりしている。個人的には、戦争が近いと世界が騒いでいるときに、ブログで「IAEAには査察能力があるのか?過去ブログ:IAEAよ、失望する相手が違わないか? 」とまで書いたが、その一番の根拠は、イランのアフマディネジャド大統領の言った「現実に使う事が出来ない核兵器を開発しても意味が無い」という発言が真実だろうと思えたからだった。過去ブログ:3012年2月:イランが正論を吐く
世界中が同じ事を思っていても、核保有している大国、隠し持っているイスラエル、どこの元首もこんな発言はしていないし、すれば巨額な投資である核保有を自己否定することになるからだ。

2012年3月25日:前のIAEA: International Atomic Energy Agency 国際原子力委員会のリーダーで、自身も過去に査察をした事のあるスウェーデンの外交官 Hans Blix氏(写真)は、今回の天野氏を団長とするイランの核査察に対し、イランにはそのような開発準備の兆候は無いと断言し、何の成果も無かった査察後の今、現在のIAEAがあまりにも米国やイ

このことは過去に、スウェーデンのビルト外務大臣からも指摘されていた。過去ブログ:2012年2月:「イランは核兵器を求めていない」スウェーデン外務大臣
このことをイランのプレスTVは、IAEAの団長天野氏(写真)を名指しで、欧米の主張に偏(かたよ)った、先入観に満ちたものだと非難している。英語でbiasという言葉を使っているが、これには「えこひいき」という意味もある。イランプレスTV これを裏付けるかのように、アメリカの情報機関は、査察後の今年2月の数々

イラン側が書いた西側の動向とはいえ、天野氏を除けば、中立的な専門家が上のような意見を述べているのは事実で、ならば今回の経済制裁、大掛かりな軍事行動、世界に巻き起こった経済の不安定などは、いったい何だったのか?頭ポリポリで済むような問題とも思えないが、、。
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コメント
2. Posted by クロ助 2012年03月26日 07:45
私もかねがねイランという国は果たしてそんなに悪い国なのかと疑問に思い続けていました。 米国とイスラエルが手を組み、何が何でもイランを悪者に仕立て上げている・・・そんな気がしてなりません。 同じ悪の枢軸と名指しした北朝鮮に対する米国の辛抱強い姿勢を、イランに対してもとれないものでしょうか? 最近では中国・ロシア・米国・イスラエルこそ悪の枢軸と思えてなりません。
アメリカの疑心暗鬼が生み出す地獄が終焉の時を迎えつつあると思います。
長い産みの苦しみを経て、新しい世紀が始ま事を期待します。