2012年02月28日  犯罪 北欧 ロシア 東欧
detention-alleged-terrorists-ukrainian-247ロシア国営・第1テレビは2012年2月27日、3月4日の大統領選の直後にウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相を暗殺する計画に関与した疑いで、ロシア、ウクライナ情報局Russian and Ukrainian intelligence services が、国際手配になっていた男2人( Ilya Pyanzin、 Ruslan Madayev)を拘束している事を公表した。YOUTUBE映像 (もう一人がウクライナ側に拘束されていて、逮捕者は全部で3人とも)

彼らは当初3人で、テロリストで重要国際手配犯のチェチェン(
Chechen)共和国イスラム武装勢力指導者ドク・ウマロフ(Doku Umarov:写真)司令官に雇われ、彼の指示で行動し、アラブ首長国連邦(UAE)からトルコ経由でウクライナに入り、ウクライナ南部オデッサ(Odessa)でモスクDoku-Umarovワで暗殺、連続攻撃する準備をしていたが、その1人Ruslan Madayevは、彼らが借りていたアパートで1月初旬に起きた爆発事件(爆発物操作を習得中の事故)で死亡。その後の現場捜査で爆発物が確認され,捜査が始まった。
ウクライナで撮影されたとみられる映像の中で、逮捕された男の1人
Adam Osmaev(写真下)は「まずオデッサに行き、爆弾の製造方法を学べと言われた。」と述べ、「最終目的はモスクワでのプーチン暗殺で、対戦車用地雷やリモート爆弾を使用する予定だったが、死んだMadayevは自爆テロを計画していた」と語り、作戦はすでに最終段階に入っていた。写真はアジトを襲撃する特殊部隊  日付は2012年2月で、なぜか日にちが消してある。

Ci120227182931Adam Osmaev(写真)はロンドンに住み、テロ要員を訓練してモスクワに送り込んでいたと見られる。彼が所有していたノートパソコンから計画の全容が確認され、そこにはまた、警護状況を把握するために撮影した、プーチン首相が乗る車列の映像が保存されていた。必要な爆発物はモスクワに持ち込まれていたが、彼はその保存場所を自白し、寛大な処罰を求めている。 FSB.(ロシア連邦保安庁)のスタッフは、トラックを粉砕するほどの爆薬だった可能性を暗示する発言をしている。逮捕劇は2月
上旬だったが、すべては今まで公表されなかった。map01_l-thumbnail2

Adam Osmaevを含む
テロリスト一味は、過去2007年にモスクワで逮捕されたが、Adam Osmaevは証拠不足で放免され、その際に自由行動は禁止されたが英国へ逃亡した。当局はそのいきさつも再調査している。彼は去年から司令官と連絡を取り、偽の書類でウクライナに入国していた。過去2000年8月のヤルタサミットの際にもチェチェン人4人がプーチン氏暗殺計画したが失敗している。 映像つき参照記事 参照記事 過去ブログ:イスラム過激テロ ロシア全土に拡大か、、。

nappi11 at 01:00│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by よりばば   2012年02月28日 09:52
強権のプーチン首相の大統領帰り咲きは、吉とでるか、凶と出るか。
チェチェンからの暗殺者の潜入、一部の国民からの大統領の座を巡る裏取引に批判の声もあがっており、3月4日の投票後のロシアに注目しています。

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