article-0-02F84C3C0000044D-519_468x209フランスに本社を置く大型旅客機エアバスは、すでに6千機以上生産され、世界中を飛んでいる。部品生産は世界中で、組み立てはフランス。その後の定期検査は各国で行われるが、コストの安い中国でも行われている。
発見の日時は書いていないが、2011年11月25日の英国紙によれば、中国で定期検査を終えたエアバスA340 Airbus A340 plane がパリから米国のボストンに離陸し、そこで翼の、「大きな保護パネル'large protective panel'
」を留めているネジ30個の不足が発見された。関係者は、安全飛行には直接的な影響は無いとしながらも、放置すれば安全飛行上深刻な影響が起きかねなかっただろうとコメントしている。この飛行機は、不備な状態で5日間飛行していた。(写真は同型機で、440人を輸送できる)

こういう場面でメーカー側が、メンテナンスをしたのは中国で「コストが安い為:because of lower costs
」と国名を出すのは卑怯な気がしないでもない。最終チェックはメーカー側エール・フランスAir Franceの専門家が行っている事から、エアバス自体の管理不備のほうが問題視されるべきだ。更にこのことは、メーカー内部からの内部告発でニュースメディアに連絡され発覚した経緯があった。
*2009年6月1日、エアバスA330が大西洋に墜落、238人が死亡した。悪天候による操縦ミスとされたが、その後の調査で、「副操縦士は高々度における"計器速度の誤表示"への対応とマニュアルでの機体操作の訓練を受けておらず、」また「副操縦士2名が操縦している状態での機長代行」に関する乗員リソース管理がなかったとし、人的なミスがあったとしている。これもエアバス側の責任が大きいと思える。参照記事

nappi11 at 14:54│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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