人類の祖先がアフリカに誕生し、190万年から200万年前に、サルに近い猿人から現代人に近い、直立歩行の現生人類ホモ属に分離したと言われている。この分岐点の化石が長く発見されず、考古学上の空白としてミッシングリンクといわれていた。その化石が2008年南アフリカで発見され「アウストラロピテクス・セディバAustralopithecus sediba」(セディバ猿人)と命名されたのは2010年と、つい最近の話。過去ブログ:Missing Link(ミッシング・リンク)の発見
そのとき見つかった10歳前後の少年と女性(恐らく少年の母親)の化石を元に、今回芸術家のJohn Gurcheさんの手で、犯罪捜査の手法を用いて復元肖像画が作られた。説明記事では「目と口は現在の人間を思わせるが、頬骨や眉の上の飛び出した部分は野生動物を思わせる」とある。個人的には、もっと現代人に近いかなと想像していたが、正直かなりサルに近いイメージだ。ここから更に、ジャワ、北京原人、ネアンデルタールなどに進化していった。今回この肖像の少年には「KARABO(答え:the answer)」と名前がつけられた。
左は、元になった化石。彼らは二足歩行し、小さな歯からは、道具で加工した食事をし、笑うなどの表情も持っていたと言われている。毛と肌の色は想像だが、そのほかは忠実に再現されているそうで、今後、化石から見つかったたんぱく質の角質からのDNA検査も行われる予定。 参照記事
科学や学者の努力で、自分も含む今の人類の起源が彼ら古代人類に由来することは判明している。先祖に手を合わせるとき、意識を200万年前にも馳せている。歴史を探求することの意味として、学問としてだけでなく、こういう意識が大事だと思う。ネコのフーが擦り寄ってくる。彼の先祖も、人間と一緒に氷河時代を乗り切ったのだろうか?窓の外にカラスが止まっている。彼らは遠く、恐竜を先祖に持ち、人間より長く地球に生きてきたのかもしれない。小さな野ネズミを見れば、よく生き抜いてきたねと感心するしかない。
2012年7月13日;初期のヒト科祖先のものとしてはこれまでで最も完全な骨格化石を発見したと、南アフリカのヨハネスブルクの考 古学チームが12日発表した。見つかったのはアウストラロピテクス・セディバ (Australopithecus sediba、セディバ猿人)のほぼ完全な骨格。約200万年前のもので、死亡推定年齢は9~13歳という。化石発掘地帯で2008年8月に発掘され、研 究室内に置かれていた幅1メートルの黒い岩石の中から見つかった。 6月に研究者の1人で大学院生のジャスティン・ムカンク(Justin Mukanku)氏:写真 が岩石から歯が突き出しているのに気付き、完全な骨格の発見に至ったという。写真では、歯の見つかった部分を指している。右に置かれているのは、過去に見つかったセディバ猿人の頭蓋骨標本。参照記事
そのとき見つかった10歳前後の少年と女性(恐らく少年の母親)の化石を元に、今回芸術家のJohn Gurcheさんの手で、犯罪捜査の手法を用いて復元肖像画が作られた。説明記事では「目と口は現在の人間を思わせるが、頬骨や眉の上の飛び出した部分は野生動物を思わせる」とある。個人的には、もっと現代人に近いかなと想像していたが、正直かなりサルに近いイメージだ。ここから更に、ジャワ、北京原人、ネアンデルタールなどに進化していった。今回この肖像の少年には「KARABO(答え:the answer)」と名前がつけられた。
左は、元になった化石。彼らは二足歩行し、小さな歯からは、道具で加工した食事をし、笑うなどの表情も持っていたと言われている。毛と肌の色は想像だが、そのほかは忠実に再現されているそうで、今後、化石から見つかったたんぱく質の角質からのDNA検査も行われる予定。 参照記事
科学や学者の努力で、自分も含む今の人類の起源が彼ら古代人類に由来することは判明している。先祖に手を合わせるとき、意識を200万年前にも馳せている。歴史を探求することの意味として、学問としてだけでなく、こういう意識が大事だと思う。ネコのフーが擦り寄ってくる。彼の先祖も、人間と一緒に氷河時代を乗り切ったのだろうか?窓の外にカラスが止まっている。彼らは遠く、恐竜を先祖に持ち、人間より長く地球に生きてきたのかもしれない。小さな野ネズミを見れば、よく生き抜いてきたねと感心するしかない。
2012年7月13日;初期のヒト科祖先のものとしてはこれまでで最も完全な骨格化石を発見したと、南アフリカのヨハネスブルクの考 古学チームが12日発表した。見つかったのはアウストラロピテクス・セディバ (Australopithecus sediba、セディバ猿人)のほぼ完全な骨格。約200万年前のもので、死亡推定年齢は9~13歳という。化石発掘地帯で2008年8月に発掘され、研 究室内に置かれていた幅1メートルの黒い岩石の中から見つかった。 6月に研究者の1人で大学院生のジャスティン・ムカンク(Justin Mukanku)氏:写真 が岩石から歯が突き出しているのに気付き、完全な骨格の発見に至ったという。写真では、歯の見つかった部分を指している。右に置かれているのは、過去に見つかったセディバ猿人の頭蓋骨標本。参照記事
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コメント
2. Posted by どら 2011年11月19日 08:18
じ、じいちゃん!
3. Posted by 案山子 2011年11月19日 15:54
あれー見た事有る顔ですね
アフリカの何処か
アフリカの何処か
ガッツ石松に似てるような、と言ったら失礼かしらw