18人の通行人や車、バイクに無視された悦悦(Yueyue,2歳女児)ちゃんは10月21日未明に、脳死状態のまま亡くなった。この冷酷さはどこから?交通事故被害者を無視 中国 

中国でもその道徳心の無さに議論が沸いたとあるが、急に変わるとも思えない。
中国内には長年の思想教育や拝金主義が原因で、19人目の女性は偶然まともな教育を受けていないので、思想教育が邪魔せず助けたのだというコメントもあったが、目の前の危険を避け、傷ついたものを助けようとするのは教育以前の問題で、それをしてはいけないと言う教育や思想など存在するわけがない。動物でも本能的に行う事だ。単純に、個々の人間が利己的で、わがままで身勝手だと言う事で、教育以前に、社会で生きていくうえの相互扶助の精神やエチケット(礼儀作法)に欠けていると言われても仕方ない。

article-2052815-0E8348E800000578-587_634x475今度のこの2011年10月25日報道の別な交通事故は、大型ダンプが5歳の男の子をひき、さらにバック、前進してひき殺したと言うもので、殺そうとした事は運転手が否定しているが、周囲からは入院費より死んだほうが安く上がるから殺そうとしたと言われている。
場所は中国西部四川省 瀘州市瀘州市(ろしゅう-し Luzhou)付近で、運転手Ao Yongのダンプが、学校帰りのXiong Maoke 君を跳ね、目撃者によれば、ダンプはバックした後前進し、その際少年は前輪に巻き込まれ,ダンプはさらに9m程前進したと証言している。
車から飛び降りたドライバーを目撃者が非難すると、運転手は「いくら払えばいい?」と問い返してきた。少年はこの事故で亡くなり、事故直後、集まった村民が激怒し、現場で補償のことを切り出したため、少年はすぐに救出されず、母親は少年の傍で泣き崩れている。写真のダンプの前で椅子に座っているのが母親で、モザイクで隠してあるが、少年の遺体はまだ前輪の下にある。民事訴訟が困難な中国では、現実には被害者、加害者双方が対立し、交渉で金額が決まるのがほとんどのようで、余程の事が無ければ訴訟にはならない。

先の事件では2名の運転手が刑事罰の対象になった。歴史はまだ5~6年と浅いですが、中国にも車両所有時の強制保険は存在します。しかし、ニセ物の証書も多く出回っているという事実も有るようです。また、補償金額は被害者の地域の平均所得から計算され、当然農村部での命の値段は相当安くなります。 参照記事



nappi11 at 08:02│Comments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by neko   2011年10月26日 11:31
亡くなった悦悦ちゃんの写真を見ると本当に可哀想ですね。このドライバーも何を考えているのだか。残留孤児を隠れて育ててくれた中国人もいれば、こういう酷い話しもあるんですね。車でひき殺してしまった場合の刑は中国では重くないのでしょうか。まして今回の場合は意図的に殺していますから、罪は重くなると思うのですが。
2. Posted by 中川友也39才、無償作家   2011年10月26日 15:20
人の命が安いのも市場原理だとしたら、確かにそうなのかもしれないが、市場が残酷なのだ。
気づいたか?
善良なふりをした資本主義の人間どもよ!
つまり日本人のお前だよ!


   中川友也39才、無償作家
3. Posted by     2011年10月26日 20:58
>>2
ん?なんでわざわざ「日本人」のお前とか言ってるの?

要するにお前は「日本人」じゃないんだろうな。
4. Posted by kako   2011年10月27日 00:07
 子供の死体を前に座り込んでる母親の心情を思うと 
     お金計算するだけの人間に怒りを感じます。

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