2011年09月28日  犯罪 メキシコ 中南米
2011年9月20日に起きた事件は 35人の殺害遺体路上に放置 メキシコ で書いたが、麻薬組織セタスのメンバーと思われる35人の遺体が道路に置き去りにされていた。

Ci110927174130先週末から、メキシコのインターネットで不気味な映像が流れた。黒覆面の集団が自称「マタ・セタスMata Zetas」を名乗り、これは英語で Zetas Killers、つまり、メキシコでその凶暴な事で恐れられている犯罪組織セタスを狙う殺人部隊と言うことで、ビデオでは「セタスの誘拐やゆすりでうんざりしている民衆を救う武装組織だ」とコメントを流し、「我々は名前も顔もない戦士だが、メキシコを誇りに思っている」「自分たちは一般人を誘拐したりゆすったりしない」と正義の味方を気取っている。どうやら、メキシコギャングにも「任侠」があるようだ。

どこの犯罪集団もこれに関しての関係を表明していないが、言葉やスタイルから、今年7月にビデオで流れた犯罪集団「Cartel de Jalisco Nueva Generacion en Veracruz またはCartel Jalisco Nueva Generacion:略称CJNG」と似ていると言われ、犯罪組織シナロアカルテルと関係する集団のようだと推測されている。名前を直訳すると「ベラクルスのハリスコ新世代カルテル」または「
ハリスコ新世代カルテル」と訳せるので、太平洋岸ハリスコJalisco 州出身メンバーで、大西洋岸ベラクルスVeracruz州を拠点にするカルテルと言う事か?大西洋岸のベラクルスは、ここ最近セタスの支配地域となっている地域で、抗争事件が多発している。ビデオで見る限り、かなり重武装している集団のようで、マタ・セタスはその中から選んだ精鋭部隊とも取れる。当然、戦闘に慣れた退職警官や退役軍人が参加している可能性が高いし、過去の例から、現職警官と通じ情報交換している可能性もある。メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2011~ Drug Cartel in MEXICO

かつて、対セタス対策でシナロアカルテルとは同盟関係にあったラ・ファミリアから派生した、「テンプル騎士団」も同じような声明を出していたので、どこかで関係している可能性もある。日本的に言えば、「必殺仕置き人:英語ならエクスターミネーターExterminater処刑人
」の登場と言う事だが、当然政府関係者は、この違法集団を認めていない。状況は異常だが、市民や警官の一部はこれを歓迎するだろう。なぜなら、告発して殺人鬼を捕まえても、この国に死刑が無いことで、報復を恐れて多くがいらだっているからだ。
あまりの犯罪の多さに、一部の国は国連の支援を求めている:3人目のブロガー殺害される メキシコ


nappi11 at 00:15│Comments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by みさ   2011年09月28日 03:49
不適切な表現ですが、面白くなってきた。
しかし、麻薬組織をつかめずに彼らを捕まえるのかね???
駄目だよ。そんなのね~~
麻薬組織が壊滅後、捕まえて。。。。ん。。。。
でっかい一軒家に幽閉とか。。。。
次は、遠山の金さんの登場やね
2. Posted by よりばば   2011年09月28日 08:33
黒覆面の集団が自称「マタ・セタスMata Zetas(犯罪組織セタスを狙う殺人部隊)」を名乗ってセタスギャングを殺害?!
なんてことはない、ギャング集団に専属の殺し屋集団が一つ増えただけの事。
一般の人にとっては、有難迷惑でしょうね。
こんなコメント書いたら、狙われちゃうかも・・・

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