TKY201107250199中国浙江省温州市で2011年7月23日夜、追突・脱線事故を起こした北京南発・福建省福州行き高速鉄道の運転席は翌朝すぐ、横の野菜畑に掘られた穴に捨てられた。過去ブログ:中国自慢の高速鉄道 追突脱線 川に転落 乗れない高速鉄道と世界に乗れない日本

重機約10台が24早朝、現場に到着し、当初は事故車両をどけて、下敷きになっている可能性がある遺体や証拠品を捜索するとの見方もあったが、車両に手をつけずそばに 大きな穴を掘り始めた。作業員は重機のアームを何度も振り落とし、計器が入った運転席を細かく粉砕。重機数台がアームで車体を転がしながら穴に投棄。 運転席の内部を細かく検証する様子は見られなかった。荒っぽい解体工事作業のYOUTUBE映像

6b4642b1一部車輌の埋設開始に対し、中国のインターネットでは 「事故原因を隠すための“埋葬”ではないか」との声が広まった。上海鉄道局の 関係者は「事故原因の究明には役立たない。もはや、くず鉄だ」などと話した。

インターネット上では「車内には生存者がおり、遺体、遺留品も あるかもしれないのに、どうして急いで埋めたのか。最後まで探したのか」と反発する声が 渦巻いている。参照記事

また、事故後の24日午後5時20分に高架橋上のつぶれた2車輌を分解撤去中に
2歳の幼児(右:両親article-2018002-0D26A19D00000578-130_966x547は車内で死亡)を発見、救助したことに対して「奇跡」と一言で済ませた王勇平報道官に対して批判が集中。女児は生命には別状がないものの重傷を負い、左足を切断する可能性もある。鉄道省が公表した死者35人新華社通信は43人、負傷者210人以上)、負傷者192人という数字や、死者1人あたり15万元(約180万円)の補償金が「少なすぎる」という意見も多数寄せられているという。参照記事写真
 
事故は23日夜8時34分だった。現場捜索は5時間後の24日午前2時に打ち切られ、午前4時には中国中央テレビ(CCTV)が「現場にすでに生存者がいる 兆候がない」との字幕を流し、午前6時頃から車体の一部を埋めm50872る作業が開始、午前7時半から一部の車輌の粉砕が始まった。そして、事故が発生して20時間後の24日午後4時36分、同高速鉄道の運転が再開され、午後5時20分2歳児救出。あくまでも落雷による天災事故で、車輌の検証は必要ないという事か。しかし、追突車輌はブレーキを掛け続けたという証言もある。当然あった自動制御装置、ブレーキの異常は無かったのか?左上の写真で丸印があるのは、投稿者が埋める残骸の中に「遺体ではないか?」と囲んだ部分だ。当然だが、相当の遺留品が車内に残っていたはずだが、機械で粉砕され一部は埋められた。右下は7台のショベルカーがすぐ横の野菜畑に穴を掘り始めた様子。

また、これほどの世界的な大事故でありながら、中国4大メディアの人民日報・
経済日報・光明日報、解放軍報のトップページで事故についての報道はなく、24日の朝刊(左)はどの新聞も軍幹部の大将昇格をトップニュースにしており、列車衝突事故は報じられていない。参照記事
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妊娠7か月の妻(28)と義母(52)ら家族5人を亡くした浙江省の男性は、「政府は生命よりも運行再開を優先した」と声を荒らげた。男性の家族が24日夜になって、落ちかかっていた車両の中から発見されたためだ。また、不明乗客の家族や友人ら約20人が「市内の病院は全部回り遺体もすべて確認したが、どこにもいない」「列車とともに地下に埋められたらたまらない」と温州市内の遺体安置所の担当者にすがりついて訴えた。死亡した外国人は、20代の女性を含む米国籍2名。 参照記事

高速鉄道列車事故を受け、台湾高速鉄道(台湾新幹線:右)が2011年7月25日、運行システムの説明会を開いた。技術担当者は「中国の事故はまだ原因不明だ」と直接のimg_233730_45114728_0論評を控え、「我々は日本と 同じシステムを使っている。あのような事故はありえない」と自信をみせた。台湾新幹線は2007年初めに開業。台北―左営(高雄)間345キロを最速96分で結び、ピークは1時間に6本が走る。独、仏製品が交じっているが、車両は700系新幹線をもとにした日本製、安全確保の中核となる自動列車制御装置(ATC)も日本製だ。 この日は訓練用の模擬運転装置を使い、追突を防ぐ仕組みを解説した。最高速度の時速300キロで運転中、前方に止まったままの列車があるとの想定。警報が鳴りATCが作動、ブレーキがかかり1キロ手前で完全停止するまでの様子が公開された。参照記事

2011年7月25日:25日午後5時半ごろ、中国高速鉄道(中国版新幹線)北京-上海線の定遠(安徽省)近くで電力供給設備の故障が発生、列車が緊急停止した。8時半すぎに復旧したものの、20本超の列車に3時間以上の遅れが出た。


2011年7月26日:中国浙江省温州市の高速鉄道事故で、中国当局は26日午前、高架から転落するなどして地上 に残っている車両5両の搬出を始めた。NHK記事では一部埋められていた車両が26日、掘り出されたとも報道され、車両を詳細に調査するとみられる。事故後「証拠隠滅だ」と批判が集中。その後、批判を気にしてか、高架から転落するなどして地面に残っていた車両5両の解体作業は、25日夕方までほとんど行われな かった。一方、事故後の政府の対応に不満を持つ遺族らは25日夜、温州市政府前で座り込みをするなど の抗議活動を実施。参照記事

2011年7月27日
:賠償金に関しては、一部が50万元(610万円)という当初の180万円からは異例な高額で妥決したと情報が流れたが、現在遺族は各自別なホテルをあてがわれ、遺族間の連絡が取れない状態で詳細は不明だが、高額補償がほしければ早期にサインしろと言う個別交渉が進行していると言われている。
2011年7月29日:中国政府が賠償金の額を当初の1.8倍の91万5000人民元(日本円でおよそ1100万円)に引き上げることを決めたと、国営の新華社通信が29日伝えた。


nappi11 at 00:07│Comments(6)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by どら   2011年07月26日 08:39
うーん。数十年前の高知学芸高校、上海列車事故を思い出す。 対応が杜撰。命の値打ちが薄い。土地は最高にいいとこで歴史も有り行ってはみたいが・・・。覚悟がいるね。
2. Posted by よりばば   2011年07月26日 09:53
白髪三千丈と、数字を大きく表現する中国での今回の死亡者数は、どうみてもおかしい。
列車とともに不都合な事は埋めて、全て無かった事にしようとするのは許せません。
まだ、生きている人々もいると思われるし、ご遺体の尊厳もないがしろにするとは!
近くの住民は目撃してるし、ケータイで写真は撮ってるし、何より世界に報道された事。事故説明の広報官に詰め寄り詰問する中国人記者の姿も。
この事件!は目覚めるきっかけになるのでは?
3. Posted by 九州の   2011年07月26日 12:11
今日は 埋めた車両掘り返して
運んで原因 究明するそうです
あわて振り感じますねー
安全第一 考えてもらいたい物ですね
4. Posted by よりばば   2011年07月26日 16:01
 目覚めるきっかけになるのではと思いましたが、【これほどの世界的な大事故でありながら、中国4大メディアの人民日報・経済日報・光明日報、解放軍報のトップページで事故についての報道はなく、24日の朝刊(左)はどの新聞も軍幹部の大将昇格をトップニュースにしており、列車衝突事故は報じられていない。】という事実に驚きました。
全ての情報が操作される国だという事を忘れていました。
5. Posted by kako   2011年07月26日 23:50
こんばんわ
 東京より帰郷したなりの事故報道
 起こるべきして起こった事故との印象受けました。
 しかし 列車をまるごと埋めるとは 中国のおそまつさと命の軽視を、かえって世界中に宣伝してるようなもの。 記者排除しても 国民が黙っていない惨劇であり、世界中に知られてしまった転覆事故。
6. Posted by かなじゃっぷ   2011年07月27日 00:10
180まん!!!!
プリウスより安いやん!

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