2008年12月20日  犯罪 欧州 EU

掟(おきて)を守ったボス?

article-1096751-02D4575C000005DC-386_468x404 昨 日の外信で、イタリアのシシリー島でマフィアの一斉検挙あったと報道があった。最近は、逃亡中の幹部クラスが逮捕され、弱体化が言われていたマフィアだ が、最近用心棒代の取立てなどで勢力の建て直しを計っていた。先手を打った警察の急襲に、メンバー60人ほどが逮捕され、その中にシシリアではボスの位置 に居ると言われるGaarticle-1096751-02D32184000005DC-139_468x250etano Lo Presti, 52歳も含まれていた。写真はシシリーのパレルモ警察から移送途中のボス。死の掟を守ったのか、彼は逮捕直後の留置場の中で首をベルトでくくって自殺。必 ず復讐をするマフィア(イタリーでは コーザ・ノストラ Cosa Nostra)のこと、また事件が頻発するのでは?狙われるのは、警察署長、検事、賄賂を取っていた政治家など。捜査員が覆面をするのも復讐を避けるた め。 最近は公共工事に食い込み、ごみ処理事業などで多大な暴利を得ているという。最近のマフィアは麻薬にも手を出し、凶暴化しイタリア全土で殺人や放火を行っ ていたようだ。確かに人相悪いな。この自殺したボス、恐らく殺人だろうが、数年前まで27年間刑務所に入っていた。彼の容疑は麻薬、武器の密輸、恐喝、マ フィアとの関係などで、彼の下には100名ほどが活動していた。恐らく組織への壊滅的な打撃を阻止できなかった責任から、服役中の大ボスBernardo Provenzanoや、同じく服役中の2番手Salvatore Lo Piccoloに殺される前に責任を取ったのだろう。悲しい地方ボスの末路である。



nappi11 at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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