認知障害は避けたいですね、、。やっかいなパソコンに感謝か?

Ci081024084445 科学の領域には、ある推論を立ててそれを実証、解明する研究がある。自分の周りで言えば、現場を渡り歩く職人さんの世界では高齢者でもアルツハイマー 認知障害 になる人は少ないような気がしていたが、素人の自分には専門的に解明はできない。

今回、イタリアの研究機関の調べにより知的、精神的に刺激の高い職業に従事していた老人程、アルツハマー病になりにくいことが21日、学術専門誌「Journal of Neurology」に掲載された論文により明らかとなった。

研究グループはアルツハイマー病の老人118名、軽度の認知障害の老人72名、記憶には問題がない老人144名の合計、242名の老人を対象にして、アルツハマー病特有のタンパク質(βアミロイド)の分布状況をMRIスキャナーを使って調査を実施。
 その上で研究グループは同程度の認知障害を持つ患者の病状の進行状況を14ヶ月に渡って比較した結果、病状の進行は高い教育レベルを受けた人や精神的に困難な職業に従事していた人ほど、病状の進行が遅いということが判ったとしている。

これを平たく言えば、常に問題を解決しなくてはならないような、問題の発生するような現 場仕事の人ほどかかりにくいと判断していいだろう。逆に言えば、変化の少ない単純作業の方はかかりやすいということになる。知的、精神的に刺激の高い職業 に従事していた老人 、、と書いてあるので、過去の職業や生活スタイルが重要ということだろう。

しょっちゅうトラブル起こしてくれるパソコン、これも適度な刺激をくれているのかもしれない。知的刺激の大小が認知症の進行に影響があるということは、これまでも多くの研究者から指摘されてきたが、臨床実験により、その効果が実証されたのは今回の研究成果が初めてとなる。



nappi11 at 17:58│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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