4RIA-502738-Previewハーバード大学とロンドン王立研究所の調べによれば、最近30年間で全世界の大人の糖尿病患者数 diabetesは2倍に増え、1980年の約1億5300万人から約3億5000万人に急増したとのこと.。原因としては、人口増加と高年齢化のほかに、肥満の人の数が増えたことが挙げられている。米国は、ここ30年間で3倍に増加し、患者数は2008年で2470万人となっている。米国で2007年、糖尿病にかかる医療費は1740億ドル’約12兆円)と計算されている。最近の集計では、世界の糖尿病患者のうち、1億3800万人が中国、インド、3600万人が米国、ロシアに集中し、いずれも国民の肥満が問題になっている。日本はここ30年でわずかな増加で、韓国、タイなどは横ばいの状態。 参照記事

NA-BM134_DIASTU_NS_20110626190355世界の中で、サウジアラビアの15歳以上の国民の肥満度(BMI)の平均は30で、人口の半分が「太りすぎ」と突出している。経済的に豊かで、油っこい食べ物を多く食べる一方、暑い気候や文化的な特性などにより、 運動量が少ないためだ。成人の20%が糖尿病(
サウジの糖尿病罹患率は世界で第2位、1位は北米、患者数ではインドを抜いて中国が1位、アジアでは2億人以上が糖尿病)にかかり、また高血圧、高脂血症などの慢性疾患や、がんの患者も急増している。世界保健機関(WHO)は2015年までに23億人の成人が太り過ぎとなり、うち7億人が肥満症になると予測している。その大半は中東地域に集中する見込みだ。サウジアラビアでは民間の医療分野に莫大(ばくだい)な投資を行っているため、韓国やタイ、シンガポールからビジネスとしての医療進出を計画している。日本は、この方面でも出遅れているようだ。参考資料:中東と糖尿病
左は国別の25歳以上の糖尿病患者の上昇グラフで、上が女性、下が男性。サウジアラビア、メキシコで男女とも急増しているようだ。

こういう事実を見れば、TV番組で「大食い」を競い合うような番組は犯罪と言ってもいい。最近は非難されたためか、この種の番組はめっきり減ったが、食べ物のCMなどで「ガツガツ食べる」のを見せるのは、無駄に「ガンガン飛ばす」車のCMと同じで、あまり賢いCMではないだろう。




nappi11 at 12:00│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメント

1. Posted by kako   2011年06月28日 02:18
酒豪で喫煙家だった父は 50代から糖尿病発病してました。
 メタボとは縁ない細さなのに 糖尿になることを実証してくれました。
 周りの人も 体格関係なく 糖尿になってるのは 食べ物の影響だ、と思えます。わたしも 危ないから 気をつけます(-_-;
2. Posted by 九州の案山子   2011年06月28日 08:19
はーいバー様糖尿ですデモねー
私は食べ物制限しません食べる楽しみ抑えません
制限して3日長生きするより
美味しく食べて3日早く死んでも良しと
3. Posted by よりばば   2011年06月28日 09:09
つい先日、デブでオカマで毒舌 で大人気の マツコデラックスさんが、「ワタシ、この体形保つの、命がけなのよ。」と本音をポロリ。
 糖尿病で怖いのは、合併症でしょうか。

コメントする

名前
メール
URL
絵文字