岡山大埋蔵文化財調査研究センターは2011年5月26日、医学部構内にある鹿田遺跡(岡山市)で、ネコの頭部をかたどった木製の操り人形が出土していた。平安時代後期にあたる11世紀中ごろのものとみられ、これまでに確認された動物の操り人形では最古という。ネコの頭部は長さ、幅とも約6センチ。加工された目や鼻の跡が残っていた。これまでは同遺跡で見つかった14世紀のサルが最古だった。、、「傀儡(くぐつ)」と呼ばれた芸能集団が使っていた可能性が高いという。獅子舞のようにネコの頭に布や毛皮をつけ、空洞に通した棒を手で持って操ったらしい。(記事元:共同)上の右の出土品に
分かりやすく目鼻耳のラインを書き込んだのが左。右のカラーの絵は、江戸時代の「山猫まわし」の図。*山猫廻しの語源は、毛皮でこしらえた鼬(イタチ)の人形を操ったのが猫に間違われたからとか、道端の子供らに「ヤンマンネッコ(山猫)にカンマンショ(噛ましょ:噛ませよう、噛ませてやろ)」と歌って戯れたからだといわれている。参照記事参照記事


という記述があります。この歴史記述で使っているのが左の図で、『摂津名所図会』西宮傀儡師(かいらいし)の図(18世紀)とあり、江戸時代のもののようですが、拡大して、よく見ればズバリ猫を操っているようです。箱の中も猫の人形のようで、尻尾も出ていますから間違い無いでしょう。という事で、資料を追っていたら、この右下の絵にたどり着きました。ここのブログの調べでは、何とこの猫の操り人形は、「傀儡師」(かいらいし)や「山猫まわし」の手によって、少なくても11世紀から18世紀まで活躍したという事になります。
コメント
2. Posted by 西宮市民 2020年05月18日 00:22
やんまんねっこにかんまんしょ ですね
マンカンショは誤植?です
山猫に噛ませよう、噛ませてやろ のような意味です
観客の子供に猫のぬいぐるみをけしかけてキャーキャー言わせてたのでしょうね
西宮えびすの近くに傀儡子像がありますよ、小さく地味ですが…
マンカンショは誤植?です
山猫に噛ませよう、噛ませてやろ のような意味です
観客の子供に猫のぬいぐるみをけしかけてキャーキャー言わせてたのでしょうね
西宮えびすの近くに傀儡子像がありますよ、小さく地味ですが…
やはり 身近な動物ほど 親しみやすいです。
マンカンショ?
北陸の方言ではありません