中国名 地溝油(毒再生食用油)、大陸令人震驚的有毒食品


2010年3月19日、下水道(ドブ)からすくい上げた油が食用油として販売されている実態を指摘した「リサイクル食用油:地溝油」 のニュースが波紋を広げている。中国国家食品薬品監督管理局は緊急通知を発布し、飲食店への使用実態調査を行うとし、業務用に多く使用されるため、不審な 飲食店を通報するよう市民にも呼びかけている。場合によっては飲食サービス許可証 (餐飲服務許可証)を取り消す措置もとる構え。
中国人が年間で口にする食用油のうち200万~300万tが「リサイクル油」であり、これは、10回の食事のうち1回は「リサイクル油」を使用した料理を食べている計算になる。発がん性の高いアフラトキシンを含んでおり、その毒性はヒ素の100倍という医学的データもある。 生産コストは1トン当たり300元(約4000円)で長期摂取すると発育障害や腸炎、肝臓や心臓、腎臓などの臓器肥大、脂肪肝などを発症する恐れもある。
他にレストランや食堂の食べ残しゴミを回収して抽出した油を原料とする「残飯油」まである。この残飯油は汚水や細菌、洗剤などが除去しきれておらず、不衛生なだけでなく、酸化値が基準より高く、急性胃炎などを引き起こすほか、発がん性も指摘されている。地溝油、残飯油は、「シュロ油:(棕櫚油)ヤシ油の一種」として売られることが多く、インスタントラーメンなど油であげた加工食品は、中国の場合安価な「シュロ油」が一般的で、過去にはそれさえも使わず粗悪な偽ブランドインスタントラーメンには粗悪な残飯油が使われていた。
昔の記事にこんなのがあった。2007年5月7日、広州日報は広東省珠海市の会社員・羅(ルオ)さんのエピソードを紹介した。羅さんはいつも会社近くのレストランでお昼を食べるが、必ず自分で買った食用油(マイ・オイル)を持っていき、調理にはその油を使うように頼む。レストランがどんな油を使っているか信用できないからだという。
これは随分前から知られたことで、
これから実態調査だという。現場写真には2003年の物もある。右上は去年の北京での摘発、これが食用品の工場とは想像を超えている。下2枚は2003年
福建省福州市。中国紙は、油だけ取り締まっても、毒さかな、毒えび、毒なまこ、毒野菜が材料ではどうしようもないと嘆いている。それにしても、オイル持参
とは、、。もっとも市販のミネラルウォーターも信用できないと言われている。その後の経過:恐怖の毒食品 地溝油(下水油) 中国 毒入りギョーザ事件 メラミン混入事件