j278-11韓国の新聞記事にキムチは日本との交流で出来上がったと書いてある。なんでも自分の国が起源だと言い張る韓国なのになぜ?調べると奥が深いスパイスの歴史が見えてきた。
 
韓国の資料で最初にトウガラシについての記述は1613年。イ・スグァンの書いた「芝峰類説」である。 「芝峰類説」はいわば当時の百科辞典のようなもので、西洋、南方の国々を紹介した上で、キリスト教の事を初めて伝えた書として非常に貴重なものである。この書の食物部のところに次のような記述が現れる。――南蛮椒には強い毒があり、最初倭国から入って来た。それで俗称を倭芥子(ウェギョジャ)という。。。
 
Ci110427212158韓国キムチには欠かせないトウガラシだが17世紀初頭に韓国に入ってきたと記述がある。それまでキムチはあったが塩とニンニクでの漬物だった。今度は日本史だが、そもそも南蛮胡椒といわれるように日本に定着したしたのはポルトガル(1、1542年の南蛮渡来船。2、1552年のポルトガル人宣教師)との貿易に伴って九州に16世紀に上陸し栽培がされていたらしい。その後秀吉が朝鮮征伐で兵を朝鮮半島に送り込む(壬辰倭乱(じんしんわらん)文禄・慶長の役1592年~1598年)。このときにトウガラシが朝鮮半島に持ち込まれたようだ。用途は色々推測されている。めつぶしの武器としてとかあるが、個人的にありえるなと思ったのは足袋の中に入れる防寒用として携行したというもの。それ以前に日本の海賊倭寇が伝えたともあるが、いずれにしてもポルトガルから日本を経由して韓国へ渡り、18世紀には韓国では全国的に料理に使用され、その頃改めて食品、調味料として日本に持ち込まれ、そのために日本に高麗胡椒とか唐辛子の別名が残ったらしい。南蛮船は胡椒も日本に持ち込んだが、肉食の習慣が無かった日本には定着せず、南蛮胡椒と呼ばれるトウガラシが観賞用などで九州で栽培され定着した事から、起源にそって言えばトウガラシは南蛮胡椒が正しいのかなと勝手な締めくくりで。




nappi11 at 21:00│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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